地中海西北部フランス領の島 コルシカは、いまだ手つかずの自然が残る豊かな島。
今日ご紹介するのは、そんなコルシカ島の、新進気鋭のショコラティエール「Alexia Santini(アレクシア サンティニ)」です!
目次
「アレクシア サンティニ」とは?
「アレクシア サンティニ」は、コルシカ島の中心部に位置する人口120人の小さな村ソベリアの、同名シェフによるショコラトリーです。
彼女のルーツは、1985年にオープンの、父Marcel Santini(マルセル・サンティニ)のお店「Confiserie Saint Sylvestre」(彼女のお店から東に200メートルほどの場所にあります。)。
そこで、コルシカ産の柑橘で作られたパートドフリュイやコンフィなど、美味しい物に囲まれて育った彼女は、自身も父と同じ道へ。ピエール・エルメ、パトリック・ロジェといった一流シェフに学びます。
父から受け継いだ伝統的なテクニックと、都会パリで学んだ最先端のセンス、そして彼女自身の創造性で、日々新しいショコラが生み出されています!
「アレクシア サンティニ」おすすめ商品
アソート リル ドゥ ボテ
地元 コルシカ島をイメージしたアソート。
コルシカ島の名産品である栗や、クレマンティーン(フランスのみかん)、島固有の花ネピタを使ったガナッシュなどを使用しています。
■ネピタ(島固有の花)
シッカリとしつつなめらかなテクスチャのガナッシュ。
ネピタという聞きなじみのないお花が使われた1粒です。
口に入れた瞬間から清涼感!「どこかで食べた味…なんだっけ…超ハーブ!」としばらく考えたのですが、ラベンダーとミントと薔薇とローズマリーと…と思い当たる味が多すぎて。
とにかく、そんなお味です。これがコルシカ島の味か~と遠い異国に想いを馳せてしまう味です。
■栗
センターには、ホクホクかつネットリした栗のペースト。
「ムース」という案内ですが、一般的なそれとはやや違うイメージのテクスチャです。
日本の栗とはやっぱりちょっと味が違って、イタリアのマロングラッセとか、そういう系統。ミルクチョコとの相性はもちろんバッチリで、疲れた時に甘やかされたいような、そんな1粒でした。
■クレマンティーン(みかん)
柑橘のパートドフリュイ(ゼリー)と、プラリネの2層になったボンボン。
断面を見ると、プラリネの分量が多く見えるのですが、食べてみると主役はパートドフリュイ。
舌ざわりもそちらがメインで、そこにシャリシャリッと良い具合のアクセントがきいているという感じです。
どちらの層にも柑橘がしっかりと使われているからでしょうか、プラリネの重さ?はなく軽やかにいただける1粒でした。おいしい!
■オレンジコンフィ入りマジパン
これもクレマンティーンなのかな?あんまり体験したことのない方向性のボンボンでした!
洋酒が使われてるんでしょうか、温州ミカンとはやっぱり全然違う、香水のようなパワフルなネロリ香を含んだ、ねっちょりぺっちょりな柔らか食感のマジパンが口の中に広がります。
■ビークッシュプラリネシトロン
アーモンドのプラリネとコルシカ産レモンを使ったクリームの2層。
プラリネにフルーツを合わせたボンボンなんですが、パートドフリュイやジュレではなくってクリームってのがちょっと珍しいですよね。
食感に違和感をなくすことも目的なんでしょうか。一体感があります。
キュッと酸っぱくて香りのよいレモン。なんですが、クリームになっているので、一段階まろやかで刺激もやさしめ。
ナッツのハスクっぽい苦味とレモンのピールっぽい苦味がリンクして、ただ甘くて香ばしいだけじゃない、複雑な味わいが楽しめます。
■オリーブ
コルシカ産AOPオリーブオイルのガナッシュと、同じくコルシカ酸レモン風味のアーモンドのパータダモンドの2層。
マジパンの部分がオリーブかと思いきや、ガナッシュの方がオリーブなんですね。
洋酒のような香り。
レモンとオリーブでお食事のようなイメージがあります。
「アレクシア サンティニ」店舗&通販(お取り寄せ)情報
実店舗
店舗は、前述の通りコルシカ島に!
住所:Soveria, 20250 Soveria, フランス(グーグルマップで開く)
www.alexiasantini.com
+33 4 95 47 42 27
ネット通販、お取り寄せ
2022年、チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」に登場!
期間中、イベント会場、もしくは三越伊勢丹のオンラインショップにてお取り寄せが可能です。タイミングよくチェックしてみてください。(例えば2022年は、1月3日からオンラインストアがオープンします。販売期間は短め。ご注意を!)
また、ディーンアンドデルーカの店舗、オンラインショップでも扱われることがあります。こちらも併せてチェックをば。