ホーチミンを旅した際、ベトナムのビーントゥバーブランド「ALLUVIA CHOCOLATIER(アルヴィア ショコラティエ)」のお店に行って参りました。
「アルヴィア ショコラティエ」のこと
ベトナムでカカオ農家を2世代にわたって営む、ビーントゥバーのチョコレートブランド。
ベトナムの南部、メコンデルタ地区にカカオの生産と併設する工房を構え、カカオ豆の生産からチョコレートの製造まで手掛けています。
ベトナム国内では18店舗を展開し2025年には日本での出店を予定しています。
「アルヴィア ショコラティエ」訪問レポ
「アルヴィア」のお店は、ホーチミンの高島屋の近くにありました。
(ちなみに「メゾン マルゥ」も徒歩圏内で、両方行ってきた!)
店内、とにかくお洒落です。
入って左手のクリームイエローの壁には、カカオ農家さんを描いたイラスト。
奥にはガラス張りの作業スペースがあり、手作り体験なんかも行っているようでした。
そして壁沿いにズラーーーッとタブレット、その他チョコレート商品が並んでいます。
↓こちらは、ベトナムらしいマンゴーやカシューナッツをディップした商品。
パッケージのイラストもまた可愛くって、案内してくださった現地ガイドさんに聞いたところ、ベトナム人の画家の方による作品だとか。
とにかく商品が多いのですが、試食もあるのでちゃんと確認してお買い物できるのも嬉しい。
それから、好きなカレショコラを1枚から詰められるボックス商品もあるので全種類制覇も簡単です。
「マルゥ」もそうだったのですが、支払いも含め、いろんな面で日本でお買い物するのと変わりなく快適に過ごせます!
74b Lê Lợi, Phường Bến Thành, Quận 1, Hồ Chí Minh, ベトナム
www.alluviachocolate.com
+84 906 822 050
「アルヴィア ショコラティエ」おすすめ商品
タブレット
ベトナム産の食材を取り入れた使用した30種類のフレーバーが用意されているタブレット(板チョコ)商品。
■シグネチャーチョコレート ホイアン | ダークチョコレート 70%
パキッッッと、ちょっと驚くほど軽快な破断!
見た目から、勝手にグリッティーな舌ざわりのタイプかな?と思ったのですが、一切ひっかりのない滑らかなテクスチャです。
そして70%とは思えないほど食べやすい。フルーティーで軽やか。酸味の粒とジンッとした心地よい苦味が最後まで残って後味はシャープでハンサム。
■生姜ミルク
先ほどの70%と比べると、当然、柔らかでコリッとした破断。
生姜の土っぽさがほぼなく、爽やかでハーブのようなイメージがピックアップされています。
ミルクチョコに合わせてるのがいい…。
わずかにシャラリとしたテクスチャの中に、小さな生姜の粒が埋められていて、そのリズミカルな食感と味の変化も楽しいです。
■胡椒ダーク
これはもう、なんというか胡椒が美味しい地域ならでは?
気持ちいいくらい、ピリッガシッと、ちゃんと胡椒です!
カカオとの酸味のリンクがいい。フルーティー、最後にちょっぴり草っぽさがあります。
フルーツチョコレート
ベトナム産フルーツにカカオ70%のピュアチョコレートをコーティング。
マンゴー・バナナ・パイナップルなどの種類があります。
マンゴー&バナナはいずれも、人によっては苦手であろう、過熟ならではのクセが一切なくって(人によっては妖艶な熟成香ととらえることもあるだろうけど)、フレッシュ!
バナナは、甘みと酸味はもちろんの事、苦味や渋みみたいなものも全て好ましく、特にその部分がカカオの個性とリンクしているような気がします。チョコ単体でいただいても、もちろんものすごく美味しく、香りが良い。
改めて「カカオってフルーツだな~…」と感じました。
マンゴーも、高級なマンゴーを生でいただいた時に感じる少しエッジの効いた香気(ミルセン、リナロール?)に、ココナッツが混じったようなあの感覚…あれがちゃんとあって、しっかりとした酸味、香り含め、全てがカカオと交じり合って最高の味わいとして完成されてます。
パイナップルは3種類の中で一番ストレートなお味。パイナップル自体の力でしょうか、チョコレートのクセが穏やかに感じられ、誰が食べても美味しいと感じる素直なチョコ菓子に仕上がっています。
ベトナムのブランドだからこそできるであろう、贅沢カットも嬉しい!