5つ星を超える「パラス」クラスの称号を持つホテル「ル ブリストル パリ」。
「美食ホテル」「パリで一番のホテル」として知られるこの場所に、2019年9月、ショコラトリーがオープン!
2020年、早くも「サロン・デュ・ショコラ」にて日本上陸を果たしました。
私もさっそく、9粒入りの箱を食べたのですが…
美味しい…本当に美味しいです!
…という事で、このページではそんな「Le Bristol Paris(ル ブリストル パリ)」のショコラについて、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けします。
目次
ホテル「ル ブリストル パリ」とは?
「Le Bristol Paris(ル ブリストル パリ)」は、パリ8区 フォーブルサントノレ通りにある、1925年創業のホテルです。
5つ星を超える「パラス」クラスに初めて認定されたホテルとしても知られています。
なんと、トリップアドバイザーの口コミでは、パリのホテル 1,840軒中 1位の評価。
1泊当たりの平均宿泊額が10万円を超える金額ながら、2050件の口コミ平均は星5.0という、素晴らしい評価を得ているホテルです。(*2020年2月現在)
18世紀フランス様式の客室、パリを一望できるプール、手入れされたお庭の他…、ミシュラン3つ星レストラン「エピキュール」、ミシュラン1つ星ブラッセリー「114 フォーブル」、「ル カフェ アントニア」などのイータリーも有しています。
今回ご紹介するショコラは、そんなホテルのショコラトリーのもの…!
「ル ブリストル パリ」のショコラトリー
2019年9月にオープンしたショコラトリー…
シェフパティシエは、「パティスリー・デ・レーヴ」「ペニンシュラ・パリ」など名店に勤め、2011年「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」で金メダル獲得経験もあるJulien Alvarez(ジュリアン・アルヴァレズ)さん。
そして、シェフショコラティエは、「ダロワイヨ」でシェフショコラティエを務めたJohan Giacchetti(ジョアン・ジャケッティ)さん。
同ホテルの3つ星レストラン「エピキュール」の料理長 エリック・フレションさんからもアドバイスをもらいながら、パティシエ、ショコラティエでも何度も意見を交換し、商品構成やレシピを決定しているそう。
「ル ブリストル パリ」おすすめ商品
…という事で、そんな貴重なショコラを食べてみました…!
ボンボンショコラ
「サロン・デュ・ショコラ 東京」に出ていた「レ ザンコントゥルナーブル」と名付けられた9粒入りのアソートは、ブランドを代表するボンボンたちが詰められていました。
チョコのセンター(中身)には、
■シナモンのプラリネ
ナッツと一緒にシナモンスティックをロースト。
■ビターチョコのガナッシュ
燻製香を持つ、パプアニューギニア産のカカオを使ったクーベルチュール(製菓用のチョコレート生地)「madong(マドング)」に140度に熱したバニラビーンズを混ぜたガナッシュ。
■生姜のガナッシュ
生姜の絞り汁だけでなく、スライスした新鮮な生姜を入れてアンフュージョン(浸して成分を振り出すこと)し、遠心分離機にかけてガナッシュに。
■スパイス風味のキャラメル
グリーンカルダモン、ナツメグ、スターアニスなど9種類を使ったキャラメル。ホテルのレストラン「エピキュール」で出している鴨料理のソースと同じスパイスを使用。
…
といった、ものすごく凝ったモノが使われていました。
こちらは、ヘーゼルナッツのプラリネ。
歯ざわり、塩加減、ショコラ自体の大きさ、コーティングの厚さなど、すべてがバランスよく、「おそらくこれが正解なんだろうなぁ…すごいなぁ…」という感じでまとまっています。
そしてこちらは、ライム風味のガナッシュ。
フルーツ系のボンボンショコラは、中がソースのように柔らかかかったり、ゼリーのようになっていたりするものが多いのですが、これはワリと硬めのテクスチャで食べやすい!
酸味だけでなく、他の柑橘にはないライム独特の香りと苦みをシッカリ感じる事が出来て驚いてしまいました。バイヤーさんオススメの一粒だったのですが、納得。
何を食べても、その絶妙なバランス…美味しさにビックリの連続。
小さなボンボンショコラが、一つのお料理のように作られているのが想像できます。
タブレット モンブラン
「タブレット」と冠されていますが、ほぼボンボンショコラのようなユニークなショコラ。
ボンボンアソートのような深めのバロタンに入っていて、みたらし団子が3本並んでるみたいなビジュアルでめちゃくちゃ可愛い。
中身は、
■バニラで風味付けしたマロンガナッシュ
■マロンのペーストとクリームのミックス
■カシスのパートドフリュイ
の3層構造になっています。
ネットリとしたガナッシュにプワプワとしたクリームで、栗全開!超マロン!!になるところを(それも絶対美味しいと思うけど)、カシスのパートドフリュイの酸味と香りで、もしかしたら人によってはマイナスに感じてしまうかもしれない栗の渋みや重さをフォロー。
なんという潔さ!
なんだか強い意志すら感じます。
配合量的な意味ではなくって、本当に贅沢な栗の使い方です。
サブレ類
ホテルのお客様からのリクエストで開発した、米粉を使用したグルテンフリーのサブレたち。
シンプルなノワール、レの他、↓写真はカカオニブとフィヤンティーヌを加えた軽くてサクサクした丸い形のサブレ「クルスティヤン」も人気です。
…
ちなみに、こちらのブランド、説明のリーフレット等はありませんでした。日本で販売している物では珍しいですよね。
というのも、おそらくですが、その理由はシェフの「美味しいチョコレートに説明はいらない」「ストレートな味わいがスタイル」といった考えあってのことなんだろうな、と思います。
かと言って簡単に作っているわけではなく、前述したように、ものすごく繊細に計算されてショコラ作りをされています。
「ル ブリストル パリ」店舗&通販(お取り寄せ)情報
…というような「ル ブリストル パリ」のショコラ。
本来なら、現地のホテルでしか手に入らない物ですが、2020年は伊勢丹バレンタイン催事「サロン・デュ・ショコラ」で日本上陸。会場で、もしくは、伊勢丹のオンラインショップから手に入れる事が出来ました。
実店舗(ホテル内)
住所:112 Rue du Faubourg Saint-Honoré, 75008 Paris, フランス(グーグルマップで開く)
電話:+33 1 53 43 43 00
お取り寄せ、ネット通販
バレンタイン時期(1月~2月10日あたりまで?)に、伊勢丹のオンラインショップで手に入る可能性があります。
タイミングを逃さずチェックを。
グルメライターケイのひとりごと
…と
「美味しい、美味しい」と食べながら思いを馳せていたんですが、やっぱ、リーフレットみたいなのは欲しい(笑)
私は、センターが何か、これは今何を食べているのか、ちゃんと知りながら食べたい派。
なので、私のような人間は「サロン・デュ・ショコラ」のムック本を絶対に買うべきだな、と思いました(笑)
(今回のショコラトリーについても2ページ丸々使って詳しく解説してくれていました!)