数年前、友人から「八戸せんべい汁」の自宅用セットをいただきました。
「南部せんべい」という、八戸…それから岩手県北地のエリアでよく食べられる小麦粉のせんべいが入った郷土料理だそうで、ビジュアル的にも味的にもなかなかインパクトがあったのを覚えています。
今回ご紹介するのは、そんな「南部せんべい」を使ったチョコレート!
「出オチ」チョコかと思いきや、かの猿舘シェフ(!)監修のちゃんと美味しいスイーツでした。
詳しくご紹介します。
「チョコ南部PREMIUM」とは?
今回ご紹介する「チョコ南部PREMIUM」は、1948年創業の老舗「小松製菓」が展開する「南部せんべい乃巖手屋」のチョコレートブランドです。
意外な商品展開ですが、実は巖手屋さん、2009年からチョコレートブランドをスタートされています。なんと「インターナショナルチョコレートアワード」や「国際味覚審査『ITI』」などで受賞歴のある、知る人ぞ知るライン…。
一流シェフ監修のチョコや、アイスクリーム、(それから以前は「南部せんべい」というモールドを使ったシンプルなタブレットなども)などを展開しています。
「チョコ南部PREMIUM タブレットチョコ」を食べてみた。
さて、今回プレミアムなラインナップの中から「タブレットチョコ」を体験いたしました。
岩手県二戸市出身のショコラティエ猿舘英明さん監修の商品です。
こちらは、前述の、ベルギー・ブリュッセルで行われた国際味覚審査「ITI」(International Taste Institute/国際味覚審査機構)において、4度の三ッ星(2021年現在)を獲得した逸品。
丸い形に”みみ”がついた南部せんべいらしい形に、中央のモールドは、チョコが割れやすいようにという意味もあるんでしょうか、オシャレなラインがデザインされています。
中には、ゴマ入りの南部せんべい、キャラメリゼされたローストアーモンド、地元岩手県産の「のだ塩」、宇治抹茶、香辛料…が入っています。
思った以上に複雑な素材たち。
実際いただいてみると、南部せんべいがフィヤンティーヌのような食感!
そこに塩と胡麻が入ることによって和の味わいもありつつ、スパイスがプラスされるとオリエンタルというかエキゾチックというか(東南アジアのお料理のように、どこか日本人にも美味しいと感じる)味にまとまっています。
塩味と甘いミルクチョコがよくあって、ややキャラメルのような風味も。
これは「なるほど…!」というアイデア商品です。
この流れで南部せんべい入りの別のスイーツなんかもいけるんじゃない?という美味しさ。
チョコ南部
また、「プレミアム」のラインではなく、通常の「チョコ南部」シリーズもあって、こちらももちろん南部せんべい×チョコレートのマリアージュを楽しめる商品が展開されています。
ベーシックな「チョコ南部」は、落花生せんべいのクラッシュしたものを ピュアチョコレートでコーティングした、 チョコクランチタイプ。
プレミアムラインよりも、さらに南部せんべいの部分を多く楽しめるようなシリーズになっているみたいです。
また、毎年夏季限定で面白いフレーバーも登場するとのこと。
レモン、ドライパイナップルと続き、2021年はバナナ!
優しい甘さと、軽い食感に仕上げたホワイトチョコ×バナナ味。
食べてみると、想像よりもしっかりバナナなので驚いてしまいました。
そしてここでもやっぱり塩が活躍しています。
南部せんべいのシンプルで素朴な味わいが、しっかりとしたアクセントになっているのが面白いですよね。
プレミアムの方もそうなんだけど、意外と?白ワインと一緒に食べてもいい感じでしたし、お子さんが食べておいしいというのはもちろん、夕食後の楽しみ、これは大人のスイーツ、という使い方もいいなぁ、と思います。
…
と、以上商品は、小松製菓「南部せんべい乃巖手屋」の公式オンラインショップから購入が可能です。欠品、売り切れの場合はごめんなさい。
「チョコ南部PREMIUM」シリーズお取り寄せページ
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冒頭でちらりとかいた「せんべい汁」をはじめ、シンプルな南部せんべいもおすすめです!