今から30年以上前、まだ「ビーントゥバー」という言葉すら知られていなかった時代に、カカオ豆からショコラを自社生産しはじめた「クルイゼル」。
そのルーツは、2代目であるミシェル・クルイゼルの両親が、ノルマンディーにある自宅の台所でボンボンショコラを作り始めた1948年までさかのぼります。
このページではそんな、メゾン「MICHEL CLUIZEL(ミシェル・クルイゼル)」について、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けします。
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目次
「クルイゼル」とは?
「クルイゼル」は、1948年、フランス ノルマンディー地方ダンヴィルで創業したチョコレートブランド、メゾン。クーベルチュールメーカーとしても知られます。
初代は、マーク・クルイゼルとマルセル・クルイゼル夫妻。
長らくブランド名となっていたミシェル・クルイゼルは、その息子である2代目。
プロ向けに制作していたショコラを一般向けに販売し始めました。
現当主は3代目、マーク・クルイゼル。(おじいちゃんと同じ名前)
2018年には、その息子である4代目、フランソワ・クルイゼルも入社。2020年、サロン・デュ・ショコラ東京には、フランソワ氏が来日しました。
徹底的にカカオ豆にこだわる
今でこそ、「カカオ豆が主役」というチョコレートブランドが数多く存在しますが、「ミシェル・クルイゼル」のそれは、世界最高レベルと言っても過言ではありません。
まず、カカオを国別ではなく農園ごとに区別。
ショコラの味づくりに最も重要だと考えられる「発酵」と、それが育つ「土壌」、そして「焙煎」を常に計算し、その時その時の最高級のクーベルチュールを作り出しています。
新しい豆を取り入れる際は、5種類の発酵方法と5種類の焙煎方法からなる計25の試作を作るというこだわりよう。
「目的がバーではない」という事で、「ビーントゥバー」ではなくあえて「ビーントゥショコラ」と称し、
独自の味を追求!同業のショコラティエやパティシエからも人気を得ています。
「クルイゼル」おすすめ商品
「サロン・デュ・ショコラ」東京で購入した「コフレ・カカオ・エ・フリュイ」という、ボンボンショコラ(一口サイズチョコ)のアソートボックス。
このアソートは↓ご覧の通り、農園ごとの、シンプルなガナッシュを使った3粒と、それと相性が良いフルーツのジュレを合わせた3粒…の計6粒セット。
まさに、「ミシェル・クルイゼル」らしい1箱です。
シンプルなカカオガナッシュの3粒は、「クルイゼル」の神髄を表すもの。
特に、マダガスカルの「マンガロ農園」のカカオが使われた「パレドオール」は、のたっとしたクリーム感を最初に感じ、その次に苦み、全体を引き締める酸味が良いバランスとなった絶妙な1粒。
同じくマダガスカルの「マンガロ農園」のカカオガナッシュにオレンジマーマレードをプラスした「マドリレーヌ」、そして「リアチュエロ農園」のカカオガナッシュにラズベリーピューレをプラスした「フランボワシン」、ドミニカ共和国「ロスアンコンズ農園」のカカオガナッシュにレモンピューレをプラスした「マラガ」の3粒は、
爽やかな酸味とシンプルなガナッシュのボンボンたちと相性が良くって、ウッカリすると一気に3粒…いや、1箱食べてしまいそうになる魅力あるシリーズとなっていました。
そしてコチラ↓は、2024年の同イベントで購入した「ボンボン・オ・チェリー(ギネット)」。
タネ入りのサクランボ(モレロチェリー)を丸ごとアルザスさんのキルシュに1年漬け、フォンダン糖衣で包んで、63%カカオのビターチョコでコーティング…さらにその後10日感寝かせています。
20年前から愛される1粒だそう!
キルシュがかなりパワフルな印象ですが、時間をかけて作られているせいかアルコールの風味に1枚シルクヴェールがかかったような感じに。
コーティングのチョコは、滑らかで引っ掛かりのないテクスチャでジーンとしたアルコールの刺激と共にカカオの個性が粘膜に残ります。シンプルに「チョコが美味い」とわかるのは「さすがクルイゼル」といったところでしょうか。
写真のためにカットしましたが、中には薫り高いシロップがたっぷり入っていますので、一口でパクリと食べるのがお勧めです。
「ミシェル・クルイゼル」原材料名 例
カカオ豆、砂糖、バター、ココアバター、クリーム、ラズベリーピューレ、オレンジ、バナナパウダー、ラズベリー、バニラビーンズ、シナモン/ソルビトール、乳化剤、増粘剤(ペクチン:りんご・オレンジ由来)、着色料(銀箔、金箔)、酸味料
「クルイゼル」店舗&通販(お取り寄せ)情報
「ミシェル・クルイゼル」の実店舗は、ノルマンディーにある本社併設ショップの他、パリに数店舗。その他。
実店舗
■ダンヴィル本社、ショップ
住所:Route de Conches – Damville, 27240 Mesnils-sur-Iton, フランス(グーグルマップで開く)
電話:+33 2 32 35 60 00
■パリ店
住所:201 Rue Saint-Honoré, 75001 Paris, フランス(グーグルマップで開く)
電話:+33 1 42 44 11 66
https://cluizel.com/fr/
ネット通販、お取り寄せ
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