「ワールドチョコレートマスターズ」というとんでもない大会で優勝し、世界一の称号を持つ水野直己さん。
このページでは、水野さんのブランド「NAOMI MIZUNO(ナオミミズノ)」そしてご実家の京都福知山「洋菓子マウンテン」について、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けします。
目次
「ナオミミズノ」とは?
「ナオミミズノ」は、日本のショコラティエ(水野直己)、および、同名チョコレートブランドです。
店舗は、京都府福知山市に。
お父様の跡を継ぎ、シェフパティシエとして運営している「洋菓子マウンテン」と併設する形で、「CELLAR DE CHOCOLAT(セラー・ド・ショコラ)」と名付けられたチョコレート工房&ショップがあって、ブランドとしてパティスリー部門と分けて?いるようです。
さて、そんな福知山の「ナオミミズノ」なんですが、バレンタインシーズンには、世界的なチョコの祭典「サロン・デュ・ショコラ」に出店。
地元、そして関東圏はもちろんのこと、日本中のショコラファンにも広く知られています。
水野直己さん プロフィール
水野直己さんは、1978年京都府福知山市生まれ。
日本、そしてフランスで様々な経験を積み、冒頭に書いた通り、2007年には、ワールドチョコレートマスターズ世界大会で総合優勝した実績を持ちます。
その際、ベストアントルメショコラ、ベストチョコレートピエスモンテ(大きな像を作るヤツです)の2つの部門でも受賞しています。
そして、同大会の審査委員長にも務めてらっしゃいます。
また、「ル・フルーヴ」の上垣河大シェフ、「プレスキルショコラトリー」小抜知博シェフ、「ネル クラフトチョコレート トウキョウ」村田友希シェフなど、今を時めくシェフを輩出するなど、後進の育成にも注力されています。
「ナオミミズノ」注目商品
杏と塩
ワールドチョコレートマスターズ2007での受賞作品「杏と塩」。
その名の通り、あんずと死海の塩が入っているのですが、思ったよりも、塩がキッチリときいていて、私好み!
基本的に、美味しいと感じるものは変わらないとは思うのですが、15年以上前の作品が、全く色褪せずに「お洒落」と感じるほど、今も絶えず人気を博しているのは、本当にすごい事だと思います。
ロワゾーブルー
「ロワゾーブルー」は、長方形のボンボンショコラ「アンジェ」と果実ショコラ 2種類の青チョコのセットです。
「アンジェ」は、ほどよい塩加減と甘さを持つキャラメルガナッシュと、ヘーゼルナッツを使った滑らかなプラリネの2層を、青いチョコレートでコーティングした一口サイズのチョコレート菓子です。
「青」の秘密は、マメ科の植物バタフライピー。
青いお茶などでも話題になったことがあるので、ご存じの方も多いかもしれません。
お豆の、やや香ばしいような、それでいてまろやかな味わいが、意外にもホワイトチョコと相性がいい!
当然ながら、キャラメルとヘーゼルナッツとも相性抜群です。
そして果実ショコラ。
こちらにはなんと、セミドライにされたランブータンが使われています!
ドライパイナップルのようなミシムシッとした弾力と繊維っぽさをもつ食感。
味わいも、パイナップルに似た…それよりもやや穏やかな甘み、そしてライチのような爽やかさと独特のクセがあります。
もちろん、その他のボンボンショコラたち↓も文句ない素晴らしさ。
2019年に伊勢丹オンラインショップからお取り寄せした箱には、ルビーチョコレートを使ったモノや、
ピスタチオキルシュ、
シンプルなチョコレートガナッシュが入った「NaomiMizuno66%」、
チェリーのパートドフリュイ?じゃなくてマジパンっぽい?のが入っていたり…と。
プラリネサブレ
2024年、「サロン・デュ・ショコラ」にて購入。
小粒のクッキーと自家製ヘーゼルナッツのプラリネを薄く焼いたサブレとともにサンドミルクチョコでコーティングした「キャロリーヌ」↓
想像以上に軽やかで、最後は「ごくん」と飲み込むような…何もなかったかのように溶けていくプラリネ…ですがシッカリと存在感あるヘーゼルナッツとミルクチョコの余韻。
土台のサブレのサクザク感はもちろんなんですが、ぱちんと弾けるようなクロッカンパールが、「違和感」と感じるギリギリのラインを下回っていて、食感を楽しく彩ってます。おこしのような香ばしさもプラス。
そして、自家製蜜漬けの輪切りオレンジとアーモンドプラリネを薄く焼いたサブレとともにサンドしショコラノワールでコーティングした「カルーセル」↓
「すごく丁寧に作ってるんだろな~」という自家製蜜漬けのオレンジは、モチッミシッと押し返してくるような食感。
アルベドが分厚いタイプの柑橘で、それが変質して別物になってるあの感じ!
アルコールぽさとかシナモンぽさ&大人の苦&渋味に、粉の美味しさ、ノワールの苦みとカカオの香り。
そして、アーモンドとノワールにすることで、オレンジを引き立ててキリッとしたイメージが加わり、色っぽくて上品というイメージのお味に。
アシェットデセール
そして先ほどもご紹介しましたが↓このようなスイーツプレートも、「サロン・デュ・ショコラ」の会場やお店で提供されます。
2019年のバレンタインシーズンには、前年からブームになっていた第4のチョコレート「ルビーカカオ」を使った新作*を多く出し、「サロン・デュ・ショコラ 東京」でも話題に。
*ドライフルーツをたくさん乗せた板チョコ「タブレット ルビー」、クランベリービネガーを合わせたボンボンショコラ、ルビーカカオをふんだんに使った国産ブランデー「チョコレートリキュール モンテオエステ ルビー」、それから、イートインコーナーではルビーカカオを桃やローズヒップ、ベリーなどと合わせたお洒落な一皿も提供。
↑こちらは、2022年ジェイアール京都伊勢丹のサロショで体験したアシェットデセール。
馬蹄のような形のパイを、2つクロスして差し込みカカオポッドのような形に仕上げた、ユニークな一皿。
中に入っているのは、栗、お酒で香りづけしたチェリー、ショコラのカスタードクリーム。
周りには、スパイスのきいたガナッシュと洋ナシ、レモンの香りの生クリーム。チョコに飽きたタイミングでいただくと最後まで美味しく楽しめました。
最後にオリジナルのチョコレートを削りかけています。
こちら、ブラッシュアップした物をお店で提供予定との事です!
そして↓2023年の同イベントで体験したアシェットデセール「ハーブガーデン」。
フェンネルで香り付けしたチュロス生地(というかシュー生地なんだそうです。国内大会でも使ったことがある、とシェフ談)↓に、中にバニラで煮たカシスとポワールを入れたムースを乗せ、
さらにその上に、卵黄とお砂糖、カカオパルプのジュース、お店のハーブ畑で採れたレモンマートルを使ったザバイオーネ(泡のソース)を乗せています。
カカオポット型のホワイトチョコを削りいれるパフォーマンスも!
こちらのデセールを担当してくださった↑田邊宏幸シェフ。
いつか京都に自身のお店をオープンするのが目標、との事です。楽しみ。
「ナオミミズノ」店舗&通販(お取り寄せ)情報
実店舗は福知山に
住所:〒620-0017 京都府福知山市字猪崎小字山本322(グーグルマップで開く)
電話:0773-22-1658
営業時間:10:00~18:30(カフェ・スペースのラストオーダーは18:00)
定休日:水曜日
何度も↑書いていますが、バレンタインシーズンには「サロン・デュ・ショコラ」に出店。
東京だけでなく、地方開催もあり、そこで手に入れられるかも!
詳しくは都度、公式サイトのNEWSページからご確認ください。
お取り寄せ ネット通販
お取り寄せは「ショコラナビ」さんから可能です♪
また、「サロン・デュ・ショコラ」開催のタイミングでは、三越伊勢丹のオンラインショップからもお取り寄せできます。