かのショコラ愛好家 楠田枝里子さんをして「別格」と言わしめた実力派「Patric Roger(パトリックロジェ)」。
「旨みの粒が口の中ではじけ飛んだ」という最大限の表現で賛辞されたその味…!
今日はそんな「Patric Roger(パトリックロジェ)」について、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報など、ご紹介したいと思います。
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目次
「パトリックロジェ」について
パトリックロジェは、2000年にフランス最優秀職人賞M.O.F(日本で言う人間国宝のようなものだそうです。)を獲得した一流シェフ。
特に得意なのが、低温でゆっくりと時間をかけローストし、その香りを最大限に引き出す事で仕上げたプラリネ。
その評判は、「プラリネの魔術師」などと言われるほど。
日本で人気の「ヤスヒロセノ」や、バレンタイン催事で話題となる「ジュリアン・デシュノ」などの修行先としても知られています。
「パトリックロジェ」おすすめ商品
ライターが独断と偏見で選んだ注目商品をご紹介します。
ドーム型のボンボン
美しいドーム型をしたボンボンショコラ。
特に、緑の色合いが美しい「アマゾン」は、グリーンレモンとキャラメルを使った人気の一粒。
薄いチョコレートのパリッとした食感からあふれ出る香り高いガナッシュはまるでフルーツソース。ジュースを飲んでいるかのよう!
そしてこちら↓は2024年、高島屋「アムール・デュ・ショコラ」で登場したアソート内の「ピーチ」。
カカオの個性をしっかり感じる香りの良いチョコと、キャラメルの香ばしさ…から、トロリと舌にひろがるにつれキューっと酸味。
タイムカプセルみたいに、瞬間に解けてその時フレッシュなままのフルーツの味が届くようなイメージです。長く長く美味しい。さすがの一言。
ロシェ(プラリネ)
前述した通り、キューブ型のプラリネが、パトリックロジェお得意のいっぴん。
香ばしいナッツの香りと、絶妙なサクザクとした歯触り…
「ロシェ」と名付けられていますが、単純なロシェではなくって、中身は↓こんな感じ。ぎっしりとプラリネ。
一粒で大満足するほど力のある一粒なのに、不思議と「もう1粒…」と手が伸びてしまう魔法のボンボン。さすが魔術師。
ミルクチョコレートとダークチョコレートの2種類があります。
ライターは、これが大好きでして、仕事うんぬん関係なく「えいやっ」と自分へのご褒美として購入する事があります。幸せの1箱。
その他のボンボン
もちろん、通常(?)のボンボンショコラも1つ上の美味しさです。
写真は、2023年に出た高島屋オリジナルアソート。
■細かく砕いたフィヤンティーヌを使用したクリスピーな食感が特徴のヘーゼルナッツプラリネ。
トップオブトップ。一番美味しいプラリネ。
香ばしさ…フルーティーさ。甘さ苦味酸味のバランス。なが~く口の中が美味しい。この余韻〜!
シュルッと舌、粘膜に留まるナッツの摩擦。フィヤンティーヌのチャリチャリ食感のリズミカルさ。
嫌な部分が全くない。渋みすら味方。
■フレッシュな風味のライムガナッシュ
カカオの酸味を強く感じる香り。
茶葉がついているように見えたのでてっきりそれ系のボンボンかと思いきや、パクッと口に入れると舌先に柑橘の強い酸味。
なめらかで、ぷわっとした触感のミルキーなガナッシュ。オレンジヨーグルト。
■セイロンティーのほのかな香りが優しいガナッシュ
ギュッとしつつなめらかなガナッシュ。
うっすらとした渋みとお花のような強い香りからビターな味わい。乳の感じから酸味へ。
シンプルなおいしさ。流石の一粒。
「パトリックロジェ」店舗&通販情報
店舗はパリやブリュッセルに。
3 Place de la Madeleine, 75008 Paris, フランス
ブリュッセルのお店は、ピエールマルコリーニやラデュレ、ゴディバなどが集まるサブロン広場の近くです。
残念ながら今のところ日本の店舗はないようですが、チョコレートシーズン(1~2月)のみ、三越伊勢丹、高島屋などのデパート催事、およびオンラインショップでの購入が可能です。
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また、私がフランスでものすごくお世話になった角野恵子さんが企画した、以下サイトからもお取り寄せも可能です!ぜひチェックを。
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グルメライターケイのひとりごと
というワケで、ブリュッセルのお店に行った時の事を少し。
パトリックロジェの店舗はとにかくお洒落。
エメラルドグリーンとブラック、そしてチョコレート色に統一された店内は、アートギャラリーのようです。(余談ですが、こちらで修業した神戸のヤスヒロセノさんのお店も、このテイストを受け継いでいます。見た瞬間「パトリックロジェで修業したのかな」とわかるほど。)
本物のブロンズも彫刻するというパトリックロジェ氏だけあって、見事にカーヴィングされたチョコレートがいくつも。
ハロウィンの時期だったので、パンプキンや猫のモチーフが目立ちました。
日本びいきという女性スタッフさん(”かんざし”がなぜか筆)がにこやかに対応してくださり、本当に良い思い出になっています。
元気でいらっしゃるかな~!
文章&写真 グルメライター ケイ