素材の本質的な美味しさを追求し、伝統とモダンを融合させたという独自のスタイルが受け、パリで活躍する日本人パティシエ 青木定治(あおきさだはる)さん。
軽井沢のアトリエを本格的に始動させてからは、日本とパリを、これまで以上に忙しく往復する日々を送ってらっしゃるそうです。
このページでは、そんな「patisserie Sadaharu AOKI paris(パティスリー・サダハル・アオキ・パリ)」について、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細などお届けしたいと思います!
目次
「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」について
シェフパティシエ 青木定治とは
1968年生まれ、東京都出身。
1991年渡仏、パリのジャンミエやクーデル、スイスのレストラン ジラルデで修行したのち、1998年にパリ7区にて初のアトリエ開設、2001年にはパリ6区に初のブティックをオープン。
以来、日本人ショコラティエとして唯一、最高位の「LES INCONTOURNABLES」 を受賞するなど、数々のすばらしい経歴を持ちます。
「C.C.C.」における最高位も連続受賞。
「僕の菓子作りは素材ありき」と語る青木さん。
手を加えることによって素材の本質的なおいしさを倍増させる…足し算のミニマリズム「新素材主義」がサダハルアオキのスタイルです。
「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」おすすめ商品
ボンボンショコラ
■ワサビ
ボンボンショコラ「ワサビ」は、サダハルアオキらしい1粒といえます。
ビビットな緑と黒い曲線が印象的なお洒落なこちら、ほんのりとした山葵の香りが、驚くほどカカオとマッチ!
ワサビやゆずなど、日本らしい素材から、さまざまな題材を自分のものにしてしまうセンスがすばらしいです。
「マツコの知らない世界」等、メディアでも多数紹介されている有名な1粒です!
■パヴェ・ドゥ・サンジェルマン
サダハルアオキが初めて作ったという、そのオリジン的なチョコラ「パヴェ・ドゥ・サンジェルマン」。
ノルマンディー産の生クリームを使た生チョコは、日本人らしい1粒。
マカロン
アオキといえばマカロンを思い浮かべる方も多いかも。
シンプルな物から、マカロン生地を応用した様々なスイーツも。↓こちらは2021年夏にリニューアルオープンしたアトリエ軽井沢限定のメニューです。
2020年に販売を終了してしまった渋谷ヒカリエ店限定の「東京焼きマカロン」も販売当時は大変話題になりました。
もちもちした皮に、温めたマカロンが独特の食感!
(ちなみに、2016年は、「たこ焼きショコラ」が登場。その時期、焼きマカロンショコラはお休みしていたのでした。)
コンフィチュール
アトリエ軽井沢で作られる、行き場をなくしたフルーツの有効活用するプロジェクトから生まれたコンフィチュール。
軽井沢では、ジャムを作る工房がブティックに併設しているので、ガラス越しに作業の様子を眺めることも出来ます。
そして↓こちらは2022年の「サロン・デュ・ショコラ」に登場した、コンフィチュールを使った「トリュフ オ フリュイ バーズ デュ コンフィチュール」です。
「木から落ちちゃったやつでも、その日に落ちたやつなら僕の方でジャムとかにするんで」と農家さんに声をかけたりして集めているそうです。「結果的にフードロス問題に取り組んでるような形にもなった」と青木シェフ。さすが!
まずハッとしたのが、赤い「フレーズシトロン」。
「苺を使ったボンボンショコラ」というと、イメージするのはフレッシュで青っぽいフルーツソースかな、と思うのですが、これはそうではなくって「ザ・コンフィチュール」ってな感じのお味。
かっこつけずに言うと「おいしいいちごジャムだ~!」っていう味わいが楽しめます。
そして柚子。こちらは、苦みと甘さと酸味とフレッシュな香りと…そのすべてのバランスが見事です!
特にピールのリモネンの感じなんて「今、柚子そのものを齧ったっけ私?」ってくらいの感覚。
かと思えば、「マンダリン」はこれより一つ落ち着いたトーンで、おばあちゃんちで食べた、熟してギリギリの温州ミカンを思い出すお味。
6粒でフルーツの別の角度からの美味しさ?が楽しめる、超おすすめのボックスでした!
シェフ曰く、「冷蔵庫でしっかり冷やして食べるのがお勧め。口の中、奥歯で割ってもらうような感じで食べてもらえれば」との事です。
そしてコチラが2023年の「サロン・デュ・ショコラ」限定「ショコラ オ フリュイ」。
5種類のパートドフリュイと、それをチョコレートでコーティングしたボンボンのセット商品になっていました。こちらも話題に!
シャリシャリとした琥珀糖?のような食感が楽しいお砂糖がまぶされたパートドフリュイは、フルーツがギュギュっと濃縮されたような味わい。
そしてそれをショコラでくるんだボンボンは、酸味をカカオが包み込み、また違った味わいを楽しむことができました。
コフレ アソーティモン ドゥ ビスキュイ ドゥミ
レザン、アールグレイ、マカロン ラスク プティ、ショコラ、ムラング フレーズ、ヴァニーユ ココ、ヴァニーユ、ショコラ オ ザマンド、ヴィエノワの9種類のビスキュイが入ったクッキー缶。
■ヴィエノワ
恐ろしく軽やか。ふんわりエアリーなサクサク感。
ほんのり、ほんとちょうどいい具合にベルガモットが香る。
意外なほどキッチリと塩がきいていて、全てが流石のバランス。
■ムランゲフレーズ
本当に繊細、驚くほど軽やかなメレンゲ。
繊細が故、開けてすぐそばから水分を吸収し始めちゃう😆ので、早めに楽しむのがおすすめです。賞味期限数十秒!
苺の酸味と香りで、卵の臭みを一切感じずいただけました。美味しい!フレッシュ!
■アールグレイ
このクッキー缶の中で1番贅沢な一枚…
木苺?の、ネチっとした硬め食感のコンフィチュールを、エアリーで、でもサクサクで…といった秀逸な食感のビスキュイでサンドしてます。
酸味のバランス、最高!
センターのコンフィチュールが美味しすぎる。
近年、軽井沢のフルーツとしっかり向き合って、さまざまなスイーツを展開してきたサダハルアオキだからこその一枚だと思います。
パリの地図をモチーフにした凹凸加工の缶&同じ柄のスリーブの高級感、賞味期限や常温商品であることなど、すべてにおいてギフトにもピッタリです。
大、中、小の3サイズ用意されているので、お相手の人数によって買い分け出来るのも便利。
実は私もいつもお世話になってるスイーツ友達から退院祝いでいただきました。絶対心に残るギフトになること間違いなしです。
もちろんSadaharu AOKI paris 楽天市場店からお取り寄せ出来ます。
ケーク
こちらも定番商品。パウンドケーキです。
アントルメ、アンディヴィジュアル
季節によって変わる生ケーキ。
↓こちらの、「テイスティング」を意味する「デギュスタシオン」は、定番人気のケーキ3種に季節限定ケーキ5種をプラスした、サダハルアオキのケーキ8種セットです。
催事でも登場しますし、冷凍状態ではありますが公式のオンラインショップからお取り寄せも可能な定番セットです。
パヴェ ドゥ キョウト
京都のお店限定の生チョコ。
目で見ている時はちゃんと形を保っているのに口に入れた瞬間、スイッチが入ったように溶けていきます。
嫌味なく上品な抹茶の香り。そして同じく、全く嫌味のないホワイトチョコ!
生チョコなのに、ホワイトチョコなのに、こんなにするすると食べられてしまうなんて!と驚いてしまいます。
グラス ショコラ / ピスターシュ
バレンタインイベントで登場したアイス。
「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」店舗情報
実店舗
日本第1号店である丸の内店をはじめとし、新宿伊勢丹、渋谷ヒカリエ、東京ミッドタウンなどの商業施設に店舗があります。
住所:東京都千代田区丸の内 3-4-1 新国際ビル1F
電話:03-5293-2800
住所:東京都新宿区新宿 3-14-1 新宿伊勢丹店B1F
電話:03-3352-1111(大代表)
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ ShinQsB2F
電話:03-6434-1809
また、2021年7月にリニューアルオープンした「アトリエ軽井沢」は、スイーツだけでなくアルコールも楽しめるテラス席、工房、ブティックが併設した店舗になっています。
軽井沢駅と中軽井沢駅の中間地点にあり、観光ついでに訪れやすい立地です。ぜひ。
住所:〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町長倉離山2475-9
電話:0267416817
そして、2022年には関西エリア初出店となるお店が、「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 京都」1Fにオープン。
ラウンジの一角にあるショーケースには、ボンボンショコラ、マカロン、いろんな形のケーキ、焼き菓子…
とにかくこじんまりとしたスペースにぎゅううっと「サダハルアオキ」が並んでます…!
このお店限定の商品も多く、京都らしい抹茶や柚子を使ったものが中心。
先にご紹介した生チョコもコチラの限定。ぜひチェックしてみてくださいね。
住所:京都府京都市中京区東洞院通御池上ル船屋町420
電話:075-241-1102
お取り寄せ、ネット通販
直営のオンラインショップだけでなく、楽天市場店に出店するなど、日本でのお買い物のしやすさもバッチリです。
Sadaharu AOKI paris 楽天市場店
高島屋オンラインを利用する
グルメライターケイのひとりごと
渋谷ヒカリエに事務所を借りているわたし。
その地の利を生かし(笑)ちょくちょくサダハルアオキを訪れます。
焼き立てクロワッサンもおいしいのよね~。