このページでは、バロタン(ballotin)の意味を解説します。
バロタンとは、ベルギーノイハウスが考案したといわれるチョコレート専用の箱の事です。
各ブランド、競うように見事なバロタンを用意しており、それ自体をコレクションしているファンも!
基本的な「バロタン」の形
今でこそ、単純に「チョコレートの箱」の意味で使われている「バロタン」ですが、もとは冒頭に掲載したような深い縦型の箱のことを指しました。
バロタン250グラム、バロタン500グラム、と、単位のような感じで使用されるような感覚もあります。
ノイハウスが発明
1915年にJean Neuhaus Jr.(ジャン・ノイハウス ジュニア)の妻によりチョコレートを保護しつつ、ギフト用にもなるように…と、エレガントなギフトボックスが開発されました。
現代のチョコレートボックスの起源となったバロタンボックスは、ベルギーチョコレートの伝統を象徴するものの1つ。
ここに、バラで購入したボンボンショコラなどがギュッと入れられる様は、本当にワクワクするものがありますよね。
こういう、やや乱暴とも思えるような”本来の”バロタンも、ヨーロッパにチョコレートが日常的に根付いている証拠だと思います。
日本人は仕切りが好き
実は、1つ1つ仕切りがある高級チョコレート専用のバロタンは、日本人向けで作られていることが多いんだそうです。
最近はそちらの方が主流になってきていて、なんと、仕切りのあるバロタンについて勉強するため、わざわざ日本に来るショコラティエもいるんだとか。
サインをもらってもイイ!
さて、そんなバロタン。コレクションするなら、お気に入りのショコラティエからサインをもらってもイイですね♪
バロタンは捨てちゃうからなぁ…という方は、紙袋などに。
バロタン コレクション
特に面白いバロタンたち。
カワイイ!アンリルルー
ベーシックな、茶色にオレンジのバロタンも素敵ですが、新作のアソートなどが入れられているリボン付きのものが、とにかく毎回「可愛いなぁ」と感心してしまう、アンリルルーのバロタン。
大きなリボンが箱全体にかかっていて、なんとも女子心をくすぐります。
特別なタイミングでは、チャーム付きのバロタンが出ることもあるみたい!
ジャックジュナン
フランス マレ地区に店を構える「ジャックジュナン」のバロタンは、アルミ!
マレのお店では、バラ売りのキャラメルでも、一定数以上購入するとこのバロタンに入れてもらえました!
…
というワケで、「バロタン」について、いかがでしたでしょうか。
聞きなれない言葉ですが、ちょっと使ってみると、チョコレート通を気取れるかも?