【2025年5月にお届けしたニュースです。日付にご注意下さい。】
日本最大級のレストラン・イベント「フランス レストラン ウィーク」の姉妹イベントとして、2021年に誕生した「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク」。
大御所から新進気鋭シェフ、そしてローカルなパティスリーまで、参加するお店すべてが同じテーマのお菓子を一斉に提供する…というパティスリーの祭典です。
2025年は、7月1日から7月31日まで開催され、過去最高である全国300店以上が参加!(初年度は関東圏中心に52店舗参加)
5月27日に都内で開催されたプレス発表会では、フランス菓子研究家 大森由紀子さんをMCに迎え、フランス大使館文化部次席参事官 兼 アンスティチュ・フランセ日本副代表の挨拶や、注目シェフ5名によるスピーチなどが行われました。
事前取材会に参加したライターが、注目点、注目スイーツをご紹介します。
目次
今年のテーマは「サントノレ」
円形のパイ生地の上にクリームを絞り、キャラメルでコーティングしたミニシューを飾り付けたフランスの伝統菓子。
19世紀にパリのサントノーレ通りにあるパティスリー「シブースト」で誕生したと言われています。
「オノレ」というパン屋さんやお菓子屋さんの守護聖人の名がその由来。
世界でもっとも有名なフランスの甘味の1つで、フランス大使館文化部次席参事官フレデリック・ペニヤさんも「今回とりわけ喜びを隠せない」「美食家にとってこれ以上喜ばしいテーマはない」と太鼓判を押す名菓です!
注目のパティスリー
東京・都立大学 「アディクト オ シュクル」 石井 英美さん
「夏らしいものを考えた」という、可愛らしい見た目と爽やかな味わいを持つサントノレ。
ココナッツと苺、ライムの組み合わせ!
苺はコンポートにして中に。ライムはアクセント的に使われています。土台には、食感が軽やかなココナッツのサブレを。
東京・銀座「フレデリック・カッセル」上久保 春華さん
マルホンの胡麻ペーストと胡麻油、そしてフランボワーズを使ったサントノレ。
通常バターを入れるところを太白胡麻油を使用しフランボワーズの味をしっかり出すようにしたんだそうです。
「胡麻のプラリネとフランボワーズの味のグラデーションを楽しんでいただけたら。」と上久保シェフ。
東京・麹町 「PATISSIER SHIMA」 島田 徹さん
シェフが愛用しているヴァローナのチョコレート、そして鉄観茶を使ったサントノレ。
コーヒーやお酒のように、ブレンドする力が重視しているというシェフ。自身にとって欠かせないというカライボ、ジバララクテの2種類を使ったそう。
東京・調布 「feuquiage」 畠山 和也さん
ダマンフレールのアールグレイインゼン、オリエンタルノアという2種類の紅茶を主役にしたサントノレ。
パッションフルーツやピーチ、ワイルドストロベリーなどが使われた中国茶「オリエンタルノア」のクリームには、他に素材を合わせずあえてシンプルに。
そしてシューの中にはアールグレイインゼンのオーソドックスなクリーム。紅茶を感じながら、上の華やかな香りを楽しむサントノレに仕上げたとの事。
真ん中に入れられたフバーブ、苺、パッションフルーツのゆるいコンフィチュールで酸味を加えて、全体を繋げているそう!
東京・清澄白川、渋谷 「EN VEDETTE」 森 大祐さん
レモン汁に紅茶を入れて煮だしたもの、紅茶でアンフュゼしたカスタード、ガルバーニのマスカルポーネを使ったサントノレ。
イエローカラーも夏にピッタリの愛らしさ!
「今年もどんなのが出てくるかな?と楽しみにしています。頑張って作ります!」と森シェフ。
「フランス パティスリーウィーク」開催概要
開催日時:2025年7月1日(火)~7月31日(木)※店により期間が少し異なる
全国の参加店が期間中に共通テーマのスイーツを⼀般客向けに提供・販売
全国の参加店(北海道11店・東北12店、関東168店、中部24店、近畿52店、中国12店、九州19店、沖縄3店)
Xでの「スイーツ名⾔&推し活」企画や、Instagramでの映えるスイーツ「フォトキャンペーン」、「北陸支援」企画も実施されています。詳しくは公式サイトで。
「ダイナースクラブ」とは
今年、世界で75周年、日本で65周年を迎えるダイナースクラブは、レストラン優待をはじめとしたグルメサービスや、旅、エンタメ、ゴルフなど幅広い分野で会員様をサポートするクレジットカードです。