フランス第2の都市、リヨンにあるパティスリー、ショコラトリー「セバスチャン・ブイエ」。
今回、ちょうど1周年記念を迎えた、おやつをテーマにしたパンと焼き菓子の店「Goûter–グテ-」にてご本人も来日する中、2025年のバレンタイン商品発表会が開催されました。
「バリアを決めることなく思うがままに表現させてもらった」という今回のコレクション。1つ1つご紹介していきます!
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リヨン ショコラアソート
ブイエさんが特に「拘って作った」とおっしゃっていた「リヨンショコラ」。
リヨンを象徴するプリントと、温州みかんや柚子など日本の食材からインスピレーションを得たというフレーバーを使った、同ブランドらしいアソートです。
これには「両国の架け橋になるようなショコラを作りたいという想いがある」と、シェフ。
例えば「テ ジャンジャンブル(紅茶と生姜)」には、旧市街にある「サンジャン大聖堂」のプリントが。
「玄米茶プラリネ」には、現在も中心街と旧市街をつなぐ橋「ボナパルト大橋」、「セザム」には「ベルクール広場の騎馬像」が描かれています。
「旧市街にはリヨンらしい風景が広がっていて、日本でいうと京都にあるような路地が見られるんですが、そういった雰囲気を感じてもらえるショコラです」との事。
ビスキュイショコラアソート
クラッシュアーモンドやキャラメルソースが入った、ビスケットをモチーフにしたショコラ。
食いしん坊に嬉しいボリュームで、1つのお菓子の中にいろんな食感を再現しています。
「オヤツなので何も考えず、美味しい美味しいと手が止まらないようなものを作りたい、と考えた。」そうです。
写真はキャラメル入りのノワールのビスキュイショコラですが、カットしただけで強く香ってきて、お味も黒糖のような力強さがありました。
シャポーショコラ
「ベレー帽かぶったおじさんがバゲットを抱えて…」という着想から、フランスらしい象徴をチョコレートで表現した「シャポーショコラ」。
丸い箱も、帽子のケースをイメージして作られているんだそうです。
口当たりはソフトでくちどけの良さにこだわっています。
バニラやマロンのガナッシュ、パッションフルーツ、カフェオレ、ティラミスをイメージしたカフェマスカルポーネ、ミュールティー(ブラックベリーの紅茶)などのお味が楽しめます。
ヌヌースショコラ
ブイエさんが「見慣れた箱でしょ?」と紹介してくださった、ファンにはお馴染みのアソート。
遊び心から生まれたお茶目でクリエイティブなショコラ。Nounours(ヌヌース)は、フランス語でくまのぬいぐるみのことだそうです。
ノワゼット、フルーツを使ったものなど!
フリュイショコラ
カットしたフルーツを模した、断面が可愛い「フリュイショコラ」。チョコレートとフレッシュなフルーツ感のマリアージュを再現しています。
いちご、キウイ、オレンジ、フランボワーズ、バナナなど様々なフルーツを使用。
「テクスチャも違うので、他の商品と比べてもまた全く違う楽しみがあります。」との事です!
ルージュ ア レーブル
「他の商品と明らかに違う可愛らしい商品を作ってみたい。」
「ショックを与えるような商品が作りたくて開発しました。」
という、この季節限定のユニークなショコラ。
「本当にルージュと同じ形で作っているので、お友達にプレゼントするときも受け取ったときに喜んでもらえると思います。カバンに入れてもらって、口紅を塗るように楽しんでもらえたら。」とシェフ。
実は発売当初からあまりに人気だったため「もっと売ろうよ!」と提案したそうなのですが、(代理店から)売り過ぎたらだめだと言われ販売数を調整、そのおかげで長きにわたって愛されている商品になったそうです。
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最後に。ブイエさんから皆様へのメッセージ
「20年前に来日したのが昨日のことのように思い出されます。やっと路面店をオープンする事が出来ました。(この日の発表会は2023年末にオープンした「Goûter–グテ-」にて行われました。)
今でも年に2~3回は来日しておりますので、これからも皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
来日が楽しみで仕方なくて、日本にいる間は、寝る時間を惜しんで色んな事をしています。
日本の皆さんが新作を求めてくれることが私のモチベーションで、フランスでの成功にもつながっていると思っています。
日本のバレンタインは1年の中でも一番大事な時期。
日本のバレンタインのチョコレート文化は、フランスのショコラティエに説明すると『一体どうなってるんだ、すごいな』と驚きます。
毎年新作を発表するのは大変ですが、皆様にお届けできるようにという想いでやっています。」