高品質なカカオ豆の産地として知られるエクアドル。
そこに、家族経営の小さな企業にも関わらず「最も優れたチョコレートメーカー」とされる会社があります。
このページでは、そんな「PACARI(パカリ)」について、その特徴、おすすめ商品、お取り寄せ情報などお届けします!
目次
パカリとは?
「パカリ」は、エクアドルにある、サンティアゴ・ペラルタとその妻カーラによる家族経営のチョコレート企業、ブランド。
2015年、「サロンデュショコラ」にて、日本初上陸。
「カカオの産地でありながら、自国ではチョコレートが作られていない」という意外性、そしてそれだけでなく、カカオ生産者たちの生活改善などエシカルな想いが、その起業のキッカケだそう。
「Tree to Bar」
パカリの最大の特徴は、カカオの木を農家と一緒に育てチョコを作るという「Tree to Bar」ともいえる製造方法。
なんと、オーガニック農業の学校を作るところから、カカオ生産の改良を手助けしています。
また、世界で唯一、バイオダイナミック農法(陰暦に従って行う「ルドルフ・シュタイナー」氏提唱の農法。化学肥料や農薬不使用。)に取り組んでおり、それら小規模な農家から直接仕入れた原料で生産しているため、パカリのチョコレートは100%オーガニック。
フェアトレードにより、通常の1.5~2倍の価格でカカオ豆を農家から仕入れていることでも、彼ら生産者の生活を助けています。
パカリのオーガニック原料について
アメリカのUSDA ORGANIC認証と、ヨーロッパのBIO認証を取得。
(日本の有機JAS認証は未取得)
パカリ 原材料名 例
カカオマス、きび糖、ココアバター、カカオ豆、食塩、乳化剤
パカリの受賞歴 その他
2012から4年連続でインターナショナル・チョコレート・アワード金賞受賞。
世界で最も優れたフレイバーチョコレートバー
また、「アメリカで最も影響力のある女性」として有名な、テレビ司会者「オプラ・ゲイル・ウィンフリー」が、自身の最も好きなチョコレートバーとして挙げた事でも名を上げました。
パカリ おすすめ商品
カカオが主役のパカリ。よって主力商品はタブレット(板チョコ)になります。
以下、そのタブレットからライターオススメのフレーバーをご紹介します。
ピンクソルト&カカオニブ
2014年「インターナショナルチョコレートアワーズ」で銀賞を受賞した、クスコ塩田の塩を使った板チョコ「ピンクソルト&カカオニブ」。
大粒の塩が、プチ、プチっと入っていて、アクセント的に効いてきます。
ワインなんかのお酒にもあいます。
エスメラルダ
おすすめ2枚目。
エクアドルの北部にある町「エスメラルダ」というところのカカオを使った板チョコ「エスメラルダ」。
フルーティで爽やかな酸味がメインですが、後味はやや香ばしく濃厚な香りがする…という、誰もが食べやすいお味。
実はライター、有名チョコレートブロガー「チョコレートくん」によるチョコレートブランド「Chocolat du Cima(ショコラ ドゥ シマ)」で売られていた、パカリのエスメラルダを使った生チョコを食べて、「こんな美味しい生チョコ、ある?!」と感動したのがパカリを知るキッカケでした。
コレ、2000円なんですが、このお値段でこの味…安いと思います!
生チョコ好きの人には特に試してみてほしい~~~っ。
レモングラス
3枚目。その名の通り、レモングラスのアロマが詰まった「レモングラス」。
「インターナショナルチョコレートアワーズ2012」にて金賞受賞。
世界で最も優れたフレイバーチョコレートバーに選出。
RAW70%
4枚目。
既出の「エスメラルダ」そして「マナビ」「ロスリオス」の3種類のカカオを使った、低温処理(RAW)チョコレートです。
ちょっと癖の強い、甘めの香りがします。
RAWチョコレートにしては、後味がスッキリしているので、ローチョコレート入門にもいいかも?
その他、やはり、南米の伝統的な素材を使用したフレーバーチョコレートバーを多数開発。「ゴールデンベリー」や「アンデス産ブルーベリー」、「チリ」なども人気です。
パカリ 店舗&通販情報
パカリの店舗は日本にはありません。
ただし、現在はオンラインショップがある他、バレンタインシーズンの百貨店催事(伊勢丹や阪急が可能性あるかな?)にも登場します。
それから!私、最近知ってビックリしたのですが、銀座三越にある地下2Fのチョコレート売り場…タブレットコーナー「GINZAショコラ」にも並んでいました!
ここには、かのベルナシオンなんかもあって「ここで買えちゃうの?!」というブランドがズラリ。スイーツ好きな方、ぜひ一度。
グルメライターケイ