意外と知らない「チョコレートの保存方法」。
このページでは、その理想的な保管場所や温度、また冷蔵庫での保存などよくある疑問についてもまとめてみました!
目次
チョコレートの理想的な温度、保管場所
チョコレートが最も嫌うのが、みなさんもご存じのとおり「急激な温度変化」です。
極端に暑いだけでなく、極端に寒い場所もNG。
理想的な温度は、
・タブレット(板チョコ)は20度以下
・ボンボンショコラ(中にクリームやジュレが入った一口チョコ)は15度以下
です。
また、直射日光を避け、高温の場所には置かないように注意しましょう。
チョコレートは虫も大好き!
魅力的で強い香りを持つチョコレートは、虫に狙われやすい食品です。
チョコレートがアルミ箔に包まれている理由はこのため。(もちろんその他、遮光や香りの保存、防湿などの効果も。)
最初にすべて外してしまうことは避けましょう。
Amazonなどではアルミで出来た自立式の袋などが買えます。チョコをよく食べる方は、そういった専用アイテムを常備していてもいいかもしれませんね。
チョコレートの賞味期限
チョコレートの賞味期限は、商品によってバラバラ。
シンプルなタブレット(板チョコ)の場合は、1年ほどもつものも。
もちろん、生クリームが入ったものや、水分量の多いものはその分賞味期限が短くなります。
商品のパッケージなどを確認し、正しい保存方法で楽しみましょう♪
チョコレート、冷蔵庫に入れたほうがいいの?
前述のとおり、チョコレートは極端な温度変化を嫌います。
そのため、必ずしも冷蔵庫で保存するのが正解ではありません。ただ、もちろん、室温が高温になる季節(夏)や、暖房がきいた部屋に置かなければならない状況では冷蔵庫を使うことも。
家庭の冷蔵庫で保存する場合は、チョコレートをラップ、もしくはアルミ箔などで包んだ上からクッキングペーパーで包み、さらにジップロックに入れれば完璧。
野菜室に入れ、食べる30分前には常温へ戻しましょう。
チョコレートは匂いを吸着しやすいので、このくらいするのがおすすめです!
たくさん食べる人は「ワインセラー」もおすすめ
チョコに適した温度に温度設定ができ、自室におけるコンパクトサイズなワインセラーもおすすめです。
私は、アイリスオーヤマの1万円以下で購入できるモノを愛用しています。
(棚板は、クリアファイルをハサミで切って使っています笑)
白く粉をふいちゃった!カビ?食べられる?
うっかりチョコレートの保存方法を間違えてしまった場合は、チョコレートが白い粉をふいたような状態(ブルーム/ブルーミング)になることがあります。
ブルームとは?
「花」や「植物の葉っぱや果実にふく白い鑞粉(ろうふん)」の意味を持つ単語で、それに似た症状がチョコレートに出ること。
カビのように見えますが実際はそうでなく、成分が変わり表面が変質した状態です。
■ファットブルーム
チョコレートの成分である「カカオバター」が分離し、再度固まり、それが白い結晶になって表面に出てきた状態をいいます。
制作過程でのテンパリングが不十分だったり、素材の相性などによって、起こりやすくなりますが、適切な保存方法をとっていれば起こりづらくなります。
■シュガーブルーム
急激な温度変化によって、チョコレートの表面に結露ができ砂糖が水分に溶け出した後、それが表面で結晶化した状態をいいます。
いずれも、食べるのに問題はありませんが、香りがなくなり、食感もボソボソと悪くなります。
普通に食べずに、砕いてココアにしてフレーバーを足したり、アレンジするといいかも♪
チョコレートの保存方法 まとめ
・直射日光にさらしたり、高温の場所に置かない
・タブレット(板チョコ)は20度以下
ボンボンショコラ(中にクリームやジュレが入った一口チョコ)は15度以下で保管
・生チョコレートやボンボンショコなど、水分を含むものは賞味期限を気にしつつ早めに食べる。
・冷蔵庫に入れる場合は、アルミで包んだ後クッキングペーパーでくるみ、ジップロックへ。
公開日時: 2016年11月14日
最新編集日時:2020年2月14日