チョコレートを食べるとき、そのテイスティングには、舌で感じる食感、味覚などだけでなく、香や見た目といった「嗅覚」「視覚」さらには「聴覚」までも(!)駆使して楽しむのがそのコツです。
目次
まずは環境を整えよう
五感をすべて働かせて味わうためには、それぞれの感覚を邪魔しない「チョコレートを味わうための環境」を整えることも必要。
香水や、ディフューザーなど強い香りのある場所を避け、また、適度な照明、さらには自身の体調にも気を配りましょう♪
チョコレートに適した温度、室温
室温は約18~20度くらい。
湿度はあまり高すぎてはNG。50%が良いといわれています。
チョコレートを食べる順番
複数のチョコレートをいただく場合は、カカオの含有率をチェック!
それが低いもの(甘いもの)から、徐々に高いもの(苦いもの)…という風に食べていくと、よりそれぞれの味をしっかりと確認することができます。
チョコレートを食べてみよう!テイスティングの手順
香りをかぎ、その見た目を楽しむ
実は、チョコレートを口に含む前にも、”テイスティング”は始まっています!
まずは深く息を吸い、チョコレートの香り(アロマといいます)をチェック。
そして次にチョコレートの色やその色合いを確認します。
カカオの含有量だけでなく、カカオの産地や種類によってもその色は変わってきます。
食べる前になんとなく「あ!この色おいしそう!」なんて味を想像するのも楽しいですよね。
音を楽しむ
次に、チョコレートを指で割って音を聞きます。
適切に管理されたものだと、パキッと良い音がします。指でそのかたさ、やわらかさも感じましょう!
口に含み、味を感じる
そしてようやく!(笑)チョコレートを口に入れます。
できるだけ噛まずに、舌で上あごに滑らせるようにゆっくりと体温で溶かしながら、その食感や滑らかさ、口どけ、風味を楽しみます。
鼻だけで確認したのとは異なるアロマがするのも、新しい気づきになるはず。
フルーティーだったり、スパイシーだったり、ビターだったり…とカカオ豆の味の違いを知ることができます。
メゾン(ブランド、会社)によっては、それぞれの食べ方を提案してくれているところもあります。その場合は、それに従うのが吉♪きっとそのチョコを楽しむのに、最良の方法が書かれているはずです。
…というわけで、チョコレートのテイスティングについてお伝えしました。
いかがでしたでしょうか。
正直、「正しい食べ方」なんてタイトルを付けたものの、みなさんがそれぞれご自身が一番おいしい環境で食べるのがいちばんなのは間違いありません。
あくまで「テイスティング」としてのお話ですので、普段はもっと自由に、気楽に、チョコレートを楽しみましょう~♪
グルメライターケイでした。