1995年パリで誕生し、2002年からは日本でも開催されているチョコレートの祭典「サロンデュショコラ」。
わたくしグルメライター ケイも、毎年楽しみにしているのですが、チョコレートが好きになるにつれ「やっぱり、本場パリのサロンデュショコラに参加してみたい!」という気持ちに…。
嗜好品としてのチョコレートが生活に根付いているフランスでのイベント、日本とは違う体験が待っているはず。
という事で、今回は私が参加した2015年「サロンデュショコラ パリ」参加レポートを、開催概要などと共に、お届けしたいと思います。
目次
開催概要
まずは開催の詳細について簡単に。
開催時期
開催時期は、毎年10月下旬~11月上旬、5日間にわたって開かれます。
バレンタインの時期を意識した、「販売会」の色合いが強い日本とは違うタイミングでの開催。
日本より数か月早く、その年の新作を体験することが出来ます!
会場
会場は「ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ見本市会場」。
最寄り駅:ポルト・ド・ヴェルサイユ駅から徒歩ですぐ。
公式URL
参加方法
パリのサロンデュショコラでは、会場に入るために入場料が必要です。
昨年は14ユーロでした。
当日券は会場で購入することも可能ですし、事前に予約する場合は、「フナック」のWEBサイト(http://www.fnac.com/)からも。
使用したクレジットカードを提示して、店頭にてチケットを受け取ることも出来るそうです。
ツアーなどで参加する方は、代理店の方に手配してもらうのがわかりやすいですね。
ちなみに私も、前夜祭から参加できる特別なツアーでの参加でした。(利用したのは東急トップツアーズ。パリ在住 食のジャーナリスト 角野恵子さんのアテンドでした。超おススメ)
前夜祭にも参加!
…というワケで、いよいよ体験レポをば。
まずは招待客のみが参加できる「前夜祭」から。
プレオープン…と言えども、会場に到着するとすでに行列!
30分ほど並んでいざ会場へ。
人が多いなぁ、という印象だったのですが、驚くほど広い会場のため、実際に入場するとガラガラと言っていいほど、ゆっくりと見て回れます。
↑この辺りは動画で確認いただくのがわかりやすいかと。
日本ではあんなに行列しているベルナシオンも、ほぼ待ち時間なく手に入れることが出来ます。
前夜祭でももちろんお買い物が可能ですので、最初から「買う!」と決めているモノはこの日GET。
ただ、前夜祭はイベントも多いので、ウロウロとお買い物を楽しむのは当日がいいかな、というノリです。
ちなみに、日本のサロンデュショコラと比較すると、無料で配られるスイーツも充実してます!前夜祭でのみ体験できるものも!
ファッションショー
華やかな賑わいに誘われ足を運ぶと…
さきほどまでガラリとしていた中央ステージでファッションショーが始まっていました!
パリのサロンデュショコラの目玉の1つでもある催し、一見の価値ありです!
ここで使われたドレスは、イベント当日(翌日)も展示されていますので、ぜひチェックしてね。
C.C.C.コンクール授賞式
また、中央ステージでは、最も権威あるショコラ愛好会「クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ(C.C.C.)」によるコンクールの授賞式も。
(ちなみにこちら、ミシュランと違い、自ら応募する形のコンクールなんだそうです。)
優秀賞の他、装飾賞などの各賞、そして5段階評価(5タブレット。昨年から3段階評価に変更)によるショコラの各付けも。
世界的コンクールも同会場で。
いよいよ本番!サロンデュショコラパリに参加。
イベントを中心に楽しんだ前夜祭を終え、いよいよ当日。
事前にチケットを持っていたせいか、行列を横目にするりと入場できました。
入口近くでMAPを確認。お目当てのブースに向かいつつ、ウロウロと寄り道しながらお買い物を楽しむことに…
と、フト横に目をやると、小さな部屋、ウインドウの向こうにピエールマルコリーニ!
うーん…さすがパリです(?)
コレ、実際にラジオ?なのか、会場に流れているのか?とにかく何かしゃべってらっしゃいました。
さて、ここからは特に心に残ったブースを順にご紹介したいと思います。
エスコヤマ
私が一番好きなブランド!小山進さんのショコラトリー「エスコヤマ」。
ご本人から、この年の新作について細かく教えていただきアソートをGET。
帰国後大事に食べたのですが、この人は本当に天才です!
4か月後の日本のサロンデュショコラでも、また買っちゃったくらい(笑)
ジャンシャルルロシュー
とっても親切にしていただいて、大好きになっちゃった「ジャンシャルルロシュー」。
ここでは以前からずっと気になっていたチョコレート削り器「カルーセル」を。
日本で買うよりもずいぶん安くって、この日まで我慢しててよかった~という大満足なお買い物になりました。
ユーゴ&ヴィクトール
フィナンシェならココ!という「ユーゴ&ヴィクトール」。
フィナンシェ1つだけの購入だったのに、きれいな紙袋に入れてくれ、サインまで…!
テオブロマ
カメラを向けるとひょうきんな笑顔とポーズで答えてくださった、土屋公二さんの「テオブロマ」。
アワードをとったアソート「ミュゼ・ドゥ・ショコラ テオブロマ スペシャリテ2016」は、このつい2日前に詰めたという出来立てホヤホヤ!
当たり前ですが、日本で買うよりもずいぶん安いですし、買わないわけにはいかないですよね(笑)今思えば複数箱買えばよかった、というくらい。
アンリルルー
アンリルルーでももちろん新作を!
こちらは日本人のスタッフさんがブースにいましたので、詳しくその内容を聞くことが出来ました。
↑ちなみにこちらは、テオブロマ土屋シェフを訪ねていらした、「アンリルルー」の創設者アンリルルーさん!
やはり、いまだにこういった場所にも顔を出されるんですね。
素敵なおじいちゃまになっていて、そして実際にお会いできて感動…。
…
そのほかにも、ボワシエやマゼ、ジャンポールエヴァン、ブノワニアン、ボナ、BONBONS VERDIERなどをGET。
貴重な貴重な体験になりました。
あー、また行こう!