【2023年8月にお届けしたニュースです。日付にご注意ください。】
東京都指定有形文化財「百段階段」を有する日本美のミュージアムホテル「ホテル雅叙園東京」にて、2023年のクリスマス商材発表会が開催されました。
10月1日より、PATISSERIE「栞杏 1928」にて予約受付を開始するケーキたち…
担当するのは、就任当時「他にはない雰囲気に圧倒された」との想いから、雅叙園の日本美を大切にしているペストリー料理長の生野剛哉シェフ。
そのため、あえて業界のトレンドや他のシェフの作品をあまり見ないんだそう。
「『らしいよね』と言っていただくことが最高の褒め言葉」との言葉通り、確かに他にはないビジュアルを持ったケーキになっています。
今回は、チョコレートを使用した新作をはじめ、一番人気だという「玉手箱」について、そのラインナップを一足早くご紹介したいと思います！
チョコの事をつぶやいてます
チョコの事をつぶやいてます目次
クリスマスケーキ新作4品＋人気ケーキをご紹介
オレンジ・ノワゼット（新作）
オレンジとショコラの黄金コンビを生野シェフ流に。
土台がヌガー。
そしてチョコレートムースの中に、ザッハトルテに使われるようなチョコの生地とガナッシュ（生チョコレート）、オレンジピールのペーストなどが入っています。
外側はカカオ分の高いヴァローナのタイノリ。グラサージュ（周りのツヤツヤコーティングの事です）は同じくヴァローナのミルクチョコ ジヴァラ・ラクテを使用。
オレンジのえぐみや苦味といった特徴を生かす為、カソナード（精製していないさとうきびのお砂糖）を入れてゆっくりコトコト煮込んで炊き上げ、3ミリの厚さで塗っています。
2ミリ違うと全く味が変わってしまうというこだわりから、なんと、定規を当てながら作っているとの事！
トップに飾られているのは、窓から見えるクリスマスの景色。繊細なチョコレート細工がさすがです。
ちなみに…試食会で提供いただいたデュク・ドゥ・モンターニュ ノンアルコール スパークリングワインとの相性がすごくよかったので、お写真載せておきますね。気になる方はぜひ。
フロマージュ・フィグ（新作）
ホワイトチョコで出来たポインセチアが華やかな真っ白ケーキ。
カソナード、ピーカンナッツ、溶かしバターでグラハムクラッカーの底を作り、その上に白無花果のコンフィを薄く塗っています。
そしてさらにその上に濃厚なスフレフロマージュ。上の白い部分はいちじくのコンフィを細かくしてバニラと生クリームと合わせた柔らかなクリームです。
グラサージュにはメープルシロップを使用していて、どこか懐かしい味わいに。
フレーズ・柚子（新作）
定番との色バランスを考えて作られた赤いケーキ。
今年は苺を主役にしたそう。そして合わせているのは白餡！
柚子を混ぜたクレームダマンド（タルト生地などに使われるアーモンドクリーム）を土台にし、コンフィチュール（ジャム）や、白餡と練乳の羊羹、苺のビスキュイを重ねて作られています。
自分でも言葉では説明できないという、まさに「降りてきた」組み合わせで魅せるケーキ。
見た目は完全に洋菓子なんだけれど、食べてみるとどこか和の雰囲気。
抹茶かのこ（新作）
洋菓子専門のシェフが作る、柔らかな抹茶ムースのケーキ。
抹茶の他、黒豆、酒粕、栗羊羹など和の素材がふんだんに使われています。
土台はバターをたっぷり使った黒豆ケーク。アーモンドもたくさん使っているので冷たい状態でもシットリ。
その上に抹茶のビスキュイ、栗の羊羹。周りに抹茶とホワイトチョコレートのムース。グラサージュにも同じものを。
想像以上に酒粕がきいています。
逆に栗羊羹が優しく感じるのですが、シェフ曰く「これが入っていないと全然違うものになってしまう」んだそう。
毎年人気！3万円の「玉手箱」
雅叙園がかつて「昭和の竜宮城」と謳われていたことにインスパイアされ創られた玉手箱デザインのケーキで、箱まで食べられる…という特別なもの。
箱は、ホテル内を飾る組子細工をモチーフに。
2重になったその中身は、生野シェフが27年間作り続けているというシグネチャースイーツを含め、人気、おすすめのスイーツがぎゅぎゅっと詰められています。
一の重には…プティガトー3種 （シシリアン／フルリール／栞杏）、手毬チョコ、結晶ボンボン、オレンジショコラ、季節のフルーツ、パウンドケーキ2種（北欧紅茶／胡桃シナモン）、ステッキチョコ、
そして二の重には、嘉山農園の苺ショートケーキ。
完熟するまでに摘まずに置いていた特別なとちおとめの、イメージよりもはるかに上の素晴らしい香りを楽しむことができます。
限定10台という希少感も手伝ってでしょうか、贅沢なお値段ながら毎年早い段階で売り切れになってしまうとのこと、気になる方はお早めにチェックをば。
予約方法について
予約期間
2023年10月1日～12月17日
お渡し期間
2023年12月22日～12月25日
受け取り場所
ホテル雅叙園東京 1階 PATISSERIE「栞杏 1928」
予約方法
10月1日より、店頭または Web、電話にて。支払いも、WEB、店頭にて。
その他、シンプルでベーシックな苺のショートケーキやシュトーレンなど定番ケーキも。
詳しくは公式サイトのお知らせページをご確認下さい。
