「アランデュカス」といえば、「高級フレンチよね!」という方が多いと思いますが、ショコラ女子の間では「パリでしか買えない幻のチョコレート」という認識が大多数だったりします。
そうなんです、実はアランデュカスが、チョコレート界にも進出してるんです。
【2018-2019年追記】そしてなんと、かつて、わざわざパリにまで行って購入したアランデュカスが…2018年から日本でも買えるように…!
2019年には大阪にも進出。
というワケで、このページでは、そんな「Le Chocolat Alain Ducasse(ル・ショコラ・アラン・デュカス)」について、お店訪問レポと共に、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けします。
目次
「ル・ショコラ・アラン・デュカス」とは?
料理界、フレンチ界の巨匠「アランデュカス」が2013年2月に立ち上げたチョコレートブランド「ル・ショコラ・アラン・デュカス」。
ショコラティエは、アランデュカスグループで長年シェフパティシエを務めていたニコラ・ベルジェ。
カカオ豆から自社で選定、焙煎を行う「ビーントゥバー*」というこだわりの製法で、日々、ショコラを生み出しています。
パリ本店、アランデュカスらしからぬ庶民、職人の街「バスティーユ」にあります。
そして、日本には、日本橋、六本木、渋谷、大阪などに。
アランデュカス おすすめ商品
実際に食べてみて、「これは美味しいぞ!」というライターおすすめの商品をご紹介します。
ペピット
2020年からフランスで販売していたもので、2023年日本でも定番化した人気商品。
ピスタチオ、ヘーゼルナッツ(ミルクとビター)、ココナッツ、カカオニブ、コーヒーを使った6粒のプラリネボンボンです。
一つ一つの粒がものすごく小さいのに、立してる、みたいな恐ろしいくらいに気持ちの良いチリチリシャリシャリ食感が秀逸です。
■カフェ
酸味も少しあって、塩気もある。シナモンや蕎麦のような風味も。美味しいです。
■ピスタチオ
キッチリとした塩気。たっぷりな油脂。
雷おこしのような香ばしさと、奥にお花のような香り。キッチリビターなチョコがピスタチオとよく合います。
■ヘーゼルナッツ
真ん中にブリンっと丸ごとナッツが入ってます。
レ(ミルク)はチーズのような風味。
ノワール(ビター)になると、苦味によって酸味が強調されてこれまた美味しい。
キャラメルが合わさることで、ナッツの重さも程よく中和されてます。
■カカオニブ
また一段階も二段階もクリスピー感が上がってハッと目が覚めた気分。
口に入れた瞬間は、牧草系(クーベルチュール自体の個性?)。そこからカカオニブの青リンゴのような爽やかさが顔を出します。
ベネズエラ75%
バスティーユのショップスタッフさんイチオシの「ベネズエラ75%」。
酸味があるタイプ。
濃厚でありながらさっぱりするのも酸味のおかげ?さまざまな味の体験が1枚で可能…ぜひ。
パリで購入。
マンディアン
マンディアン(板チョコにドライフルーツやナッツが乗っているもの)も人気です。
↓こちらはピスタチオ。
キャラメリゼされたピスタチオが「これでもか!」と乗っています。
土台のタブレット(板チョコ)は、カカオ45%と甘め。ピスタチオとの相性が素敵です。
パリで購入。
↓そしてこちらは、アーモンド、イチジク、オレンジコンフィが乗っかった「マンディアン ノワール 75%」。
ウイスキーとのマリアージュが最高な1枚。
dragees noisette(豆チョコ)
試食が置いてあったヘーゼルナッツチョコ!
他ブランドの同商品と比較しても、かなり高価…ではありますが、アランデュカス人気の商品です。
パリで購入。
LE GOUTER(ル・グテ)
東京工房で体験できるアフタヌーンティー「ル・グテ」。
香り高いショコラの風味を楽しめるアフタヌーンティーセットは、1周年を記念したル・サロンのメニューです。詳細は訪問レポと一緒に後述!
プロフィットロール ソース・ショコラ バニラアイスクリーム
大丸心斎橋のル・サロン限定の「プロフィットロール ソース・ショコラ バニラアイスクリーム」。
チョコレートのソースに、クリームが詰まったシューをフォンデュ。バニラアイスと一緒にいただきます。
こちらも、詳細は訪問レポと一緒に後述します。
「ル・ショコラ・アラン・デュカス」店舗&通販情報
パリ バスティーユ本店 訪問レポ
まずご紹介するのはパリのお店から。(東京、大阪編はこの後に。)
バスティーユのお店は、職人の街の風情を楽しみながら、メトロ「Bastille」駅からトコトコと徒歩数分。
40 rue de la Roquette 75011 Paris(グーグルマップで開く)にあります。
到着したのは、高級ショコラトリーというイメージとはちょっと違う、武骨な門構え。
ここが「Le Chocolat Alain Ducasse Manufacture à Paris(ル・ショコラ・アランデュカス・マニュファクチュール・ア・パリ」です!
アンティークだという焙煎機や粉砕機、カカオ豆が入っていると思われる麻の袋などが置かれている工房を右手に店内に入ると…
「工場のテイストを取り入れた、お洒落な古着屋さん」といった趣の景色が目に飛び込んできました!
銀行で使われていた古い机をリメイクしたというショーケースの中には、ボンボンショコラが艶やかな石畳のように並んでいます。
聞けばコチラ、自動車修理工場だった建物を数年かけて改装したんだそう。
そしてなるほど、「マニュファクチュール」の文字が入っている通り、職人の街における「工房」「工場」をイメージしているんですね。素敵。
また、かのギャラリーラファイエット グルメ館にもショップが入っていますので、「バスティーユまで観光に行く時間がないのよ!」という方は、そちらでも♪
日本にも店舗が!東京工房を訪ねました。
そしてお待ちかね。お次は日本第一号店である東京工房をご紹介します。
「LE CHOCOLAT ALAIN DUCASSE MANUFACTURE à TOKYO(ル・ショコラ・アラン・デュカス 東京工房)」は、日本橋 三越前に。
1Fにショップとアトリエ、そして2Fにサロンを併設しています。
この日は、要予約のアフタヌーンティーをいただく予定ですが、お店入り口のメニューをチェックしてみると、ボンボンショコラ3個~といったメニューもあって、思ったよりも気軽に立ち寄れそう。アルコールメニューもありますね。
お店に入ると、壁面にズラリと無漂白でモソっとしたテイストのパッケージ。タブレットや豆チョコはパリ同様のナインナップ。
そして、ボンボンショコラが収納されるショーケースもこれまた、バスティーユのお店のデザインを踏襲しています。
そういえば、日本橋という場所も、職人の街バスティーユと共通点がありそう。
さて、2Fのサロンへ。
やはりここも、高級ショコラトリーのサロンというイメージよりは、アトリエ(工房)のテイストが盛り込まれています。東京工房にも「マニュファクチュール」の名が冠されているのでした。
そして、特筆すべき事がもう1つ。
実はここ、ぐるりとガラスに囲まれた2Fサロンスペースが吹き抜けになっていて、ガラス越しに下のアトリエをのぞき込むと、作業をしているスタッフさんや、チョコレート作りに使われる変わった機械、それからクーベルチュールの棚なんかを見学することが出来るんです!
チョコレート作りに関するこだわりが、そのプレゼンからも感じられますね。
そして、お待ちかねのアフタヌーンティーメニュー「LE GOUTER(ル・グテ)」がコチラ。
東京工房、そして六本木店限定だそうです。(アフタヌーンティーの予約はコチラから)
その内容は、タルトエット・トゥ・ショコ、ショコラとパッションフルーツのシャンティ―クリームのシュー、ココナッツとライムのモエルー、マカロンショコラ、プラリネとオレンジのブリオッシュ、サブレ・オ・ザマンド、フリアンディーズなど…。
チョコレートスイーツはもちろんの事、別に出てくる「ババ・オ・グリュエ・ド・カカオ 生クリーム添え」もまたとにかく絶品。
サヴァランを思い浮かべていただければ近いかと。「これでもか!」と洋酒が使われていて、大人の味わいです。
また、WECKの耐熱容器に入れられて出てきたプラリネのスプレッドもお気に入りに。柑橘系のコンフィチュールと交互に楽しめば、一生、食べ続けられるんじゃないかな…。
「もしかして」と思って訪ねると、やはりこちら、1Fのショップで購入出来るプロダクトだそうです。ぜひ購入を。
大丸心斎橋店を訪問!限定メニューは?
そして、2019年9月20日オープンした大丸心斎橋店。
大丸心斎橋店本館の地下1Fにあり、ブティックにはデザートサロンが併設。
人気のボンボン・ショコラやタブレット、
おなじみの豆チョコなど、
申し分ない品揃え。先行販売のソフトクリーム(テイクアウトのみ)などもあります。
そして、なんといっても注目なのが、併設サロンでいただける大丸心斎橋限定の「プロフィットロール ソースショコラ バニラアイスクリーム」!
チョコレートソースに、一口サイズのシューをフォンデュし、バニラアイスで口直ししながらいただきます。
ビターなチョコレートと、クリーム入りシューの甘さが、絶妙に絡みあいます。
2人でシェアして食べてもいいくらいのボリュームも嬉しい。もちろん独り占めも。
このほか、チョコレートドリンクや、コーヒー、紅茶、ジュース、アルコールなどのドリンクメニューも充実。
ボンボンショコラとシャンパーニュのセットメニューやケーキメニューもあります。
お買い物の休憩などでも、ぜひ。
渋谷スクランブルスクエア店
2019年11月にオープンしたのが、渋谷再開発の一環で作られた商業施設「渋谷スクランブルスクエア」です。
こちらの1Fにも「ル・ショコラ・アラン・デュカス」 が入っています。
限定品として、シトロンのケークショコラなどがありますが、店員さんに他のオススメを聞いたところ↓
こちらのボックスに入ったマカロン3個セットを教えていただきました。
それぞれカカオの産地が違う3種類のマカロンで、食べ比べする事が可能♪
カカオの産地別の風味を楽しむプロダクトは、シンプルなタブレット(板チョコ)が多いですが、こういう形態も楽しいですね。
箱も素敵なので、誰かに差し上げるのにもピッタリだと思います。
以上、国内店舗の住所やアクセスに関しては、公式サイトからご確認下さい。
通販 お取り寄せ情報
かつてはパリでしか手に入らなかったアランデュカスのチョコ…。
日本に店舗が出来ると同時に、ネット通販でも購入可能になっています。
バレンタインシーズンである秋冬~春にかけての限定かもしれませんので、↓リンク先でぜひご確認あれ。
パリ、東京工房 訪問レポ
ライター ケイ
大丸心斎橋
Photo by mappy (Hidehiro Matsumoto)