100年以上の歴史を持つフランスのパティスリー「Fresson(フレッソン)」。
日本では、チョコレート催事「サロン・デュ・ショコラ」に、3代目 「Franck FRESSON(フランク・フレッソン)」の名前で出店しており、この名前で親しまれています。
このページでは、そんな「フランク・フレッソン」について、お買い物先やおすすめのショコラについてご紹介したいと思います。
「Fresson(フレッソン)」について
「フレッソン」は、1920年代、フランス北東部…パリから東に約300キロの場所にあるJarny(ジャルニー)に創業したパティスリーです。
冒頭に書いた通り、フレッソンさんは、そのパティスリーの3代目。
パリの名店「ペルティエ」などで修行。元ルレデセール会員。
日本でいう人間国宝のような位置づけと言われる「フランス最優秀職人章(M.O.F)」を受章した一流のシェフです。
2022年9月永眠。
おすすめ商品
ミヌレイロレーヌ
ピエモンテ産のヘーゼルナッツを使ったジャンドゥージャに、生チョコみたいにココアパウダーをまぶしたもの。
Jarnyという場所が炭鉱町だそうで、それにちなみ、石炭をモチーフにゴツゴツとした形に仕上げられています。
ビックリするくらい滑らかで、そしてタプタプしたクリーム状に変化するんですが「あぁ、確かに、ナッツをめちゃくちゃ丁寧にペーストにしたんだなぁ」っていう最後の最後の「シャラリ」とした感じもあって、それがまた「濃厚~」っていう気持ちを後押ししてくれる…!
とはいえ、空気と乳成分、テクスチャの軽さのせいでしょうか、甘いのにまったく嫌じゃない、次々と手が伸びる不思議。
ソフトクリーム食べた後みたいな余韻!
そしてランダムに砕かれたナッツの食感。
たまにめっちゃ大きな欠片とかも入ってたりとサプライズ的な楽しさもあります。
味はもちろんの事、食感、後に残る香りなどいい意味でジャンデュージャっぽくない軽さでした。
ボンボンショコラ
フレッソンの入門的4粒
■FLEUR BLEUE
ミントとベルガモットのティーインフュージョン入りガナッシュ
滑らかなテクスチャから、お茶の苦みと相まって、シュルッとパウダリーなイメージに変化します。
カカオマスの苦みと茶葉の渋みが混じった後味が心地よい~。
ベルガモットの香りと合わさると、ミントがすごくいい脇役になるんですね。
マルコポーロが好きな方にも食べて欲しい。
■MARCONAS
マルコナアーモンドを使ったオールドファッションなプラリネ。
「はいはい、プラリネね」と思いながら食べすすめていくと「あら?!コレは一体!」という驚きがあります。他にはない香ばしさ?雷おこしっぽい味!ハッとする華やかさ。
チャリチャリカリカリッという食感とともに、「あぁ楽しかったなぁ」とフィニッシュする、そんな1粒。
■GRANDE TERRE
絞ったばかりのライムを使ったガナッシュ。シェフのイチオシだそうです。
フレッシュ~!強い酸味!
奇をてらわないベーシックな美味しさ。キリッとしたコーティングのビターチョコがまとめてくれる感じ。めっちゃくちゃ美味しいです。
■PUISSANCE
グレープフルーツとティムテット胡椒のボンボン。
こちらも柑橘。
滑らかでプワプワしたテクスチャのガナッシュ。グレープフルーツのストレートな爽やかさと酸味。
フランクフレッソンさん、柑橘のボンボンお得意なんですね!どっちも超美味しい~。
ティムテット胡椒はお花のような香り。
お買い物先
バレンタインシーズンに開催されるチョコレート催事「サロン・デュ・ショコラ」にて。
オンラインストアは、1月初め~。
実店舗(伊勢丹新宿店 他)は、1月中旬から2月初め(店舗によっては14日まで)ごろまで。
それぞれ購入のチャンスがあります。
かなりの人気催事ですので、オンラインストアは売り出しスタート時にPC、もしくはスマホ(PCが有利かと思います。)の前で準備して待ち構えておく…実店舗も同じくチケットが手に入らなかった場合は、フリーの日に並んで入場するなど、ちょっぴり頑張る必要があります。
詳しくは、「サロン・デュ・ショコラ」のサイトなどから、都度確認してみてください!