世界唯一のキャラメリエ(キャラメル職人)であるHenri Le Roux(アンリ・ルルー)。
塩をスイーツに使うという習慣がなかった1970年代後半において「塩バターキャラメル」を完成させ、その味の素晴らしさがパリっ子を驚かせた…という逸話を持つ伝説の職人、そして同名メゾン…。
そんなアンリ・ルルーは、チョコレート界でも有名!
毎年行われるチョコレートのお祭り「サロン・デュ・ショコラ」でも常連の1つになっています。
というワケで今日はそんな「Henri Le Roux(アンリ・ルルー)」について、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けします。
(最後に、セミナー参加レポもあります!)
【2019年追記】アンリルルー、日本から撤退してしまいました。日本からGETするには、パリから輸入代行サイトなどから?【追記終わり】
【2022年追記】2022年、「メゾン・ルルー」として日本再上陸!
催事などで購入するコトができるようになりました。
目次
「アンリ・ルルー」とは?
1942年 フランス ブルターニュ地方に生まれた菓子職人。
1977年に自身のブランドショップをオープン。現在も人気のスペシャリテ「C.B.S.(キャラメル・ブール・サレ)」を作り始めます。
フランス国家最高職人(M.O.F)のショコラ部門の審査員を務め、ショコラ界の父的存在と言われています。
2022年までは、そんな初代のエスプリを引き継いだジュリアン・グジアン↓↑がブランドを率いていました。
「アンリ・ルルー」おすすめ商品
ボンボンショコラ
詰め物をした一口サイズのチョコ=ボンボンショコラ。
アンリルルーでは毎年、旅をテーマにしたコフレを作ります。
ですので、定番のモノだけでなく、新作も合わせて楽しむのが賢い買い方かと。
ちなみに、2015年のテーマはイタリア↑
そして2019年は「地中海」がテーマでした。バロタン(箱)もそれをモチーフにしていてなんともキュートでした。捨てられないよね。
中にはプラリネやガナッシュ、そしてもちろんキャラメルなど、さまざまなフィリングが。
例えば…↓
■ソワジック
蕎麦の実入りのプラリネをダークチョコレートでコーティングした1粒。
そば好きな人必見!
■ルイゾン・パッション
キャラメルを使用した「ルイゾン・パッション」。
ショコラ・ノワールで包まれたパッションフルーツの生キャラメル…。嫌いな女子がいるでしょうか?!パッションフルーツというと、酸味が強いイメージもありますが、程よい酸味なので食べやすいんです。
■タンデム
ビターなチョコレートクリーム(ガナッシュ)にキャラウェイをきかせたプラリネの2層になっているボンボン。
タンデムは「二人乗り」の意味で、ガナッシュとプラリネのデュオを表しています。
エジプトの乾燥した大地からのインスピレーション。
■ダマス
シリアの首都ダマスカスから着想を得たボンボン。
ジャスミンの花が有名なことから、ジャスミンティーで作ったジュレを使用。さらにグレープフルーツを入れる事で、苦みや甘みが複雑に絡み合い、時間差で味が変化していきます。
プリントされた幾何学模様も、このボンボンのお洒落で不思議な味わいをイメージさせます。
■アナトリア
アジアとヨーロッパの間、トルコのアナトリア地方にちなんだボンボン。
野生のアニスの種をスパイスに、レモンをプラス。ザクザクしたサブレも食感にアクセントを加えています。こちらもものすごくお洒落な味わい!
C.B.S.(キャラメル・ブール・サレ)
チョコから離れますが、アンリルルーの絶対にハズせないスペシャリテは「C.B.S.(塩バターキャラメル)」です。
砂糖や水あめをほとんど使わない…という特別な作り方をしたキャラメルは、一般的なキャラメルとは全く違います!
そしてそんなC.B.S.をチョコレートでコーティングしたボンボンも、やはり同名(C.B.S.)で販売されています。
クイニーアマン
日本では、伊勢丹サロンデュショコラや、高島屋のアムールデュショコラなど、バレンタイン催事のテイクアウトとして人気な「クイニーアマン」。
塩味が強く大人向けで、本当に美味しいですコレ…。
ブリオッシュ生地の底をコーティングしているカリカリとした部分と、中からトロリと溶けだしてくるキャラメルが絶品。
「アンリ・ルルー」店舗&通販情報
実店舗
2019年に日本から撤退してしまいました。2022年現在は、催事などで購入するコトができます。
伊勢丹新宿店
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1
伊勢丹新宿店 本館地下1階=カフェ エ シュクレ
髙島屋玉川店
住所:〒158-8701 東京都世田谷区玉川3-17-1
髙島屋玉川店 地階フーズギャラリー洋菓子
オンラインショップ、ネット通販
2022年の日本再上陸により、催事のタイミングなどで各デパートのオンラインショップにも登場する可能性があります。
グルメライターケイのひとりごと
もう、ここ何年?も続けてアンリルルーの新作を欠かさず買っています。
バロタン(チョコレート専用の箱のこと)も可愛くてお気に入り。
2015年にはパリのサロンデュショコラにも足を運びました。
その時に購入したのが↓こちらの4粒。
イタリアがテーマだそうで、左から、ブランボワーズのゼリーの上にバルサミコ酢を使ったガナッシュ、イタリア産のレモンをコンフィの上に、シナモンを使ったガナッシュ、クリのマジパンをつかったもの、そしてピスタチオ…です。
そうそう、アンリルルーのプロフィールのところで使った写真も、パリのサロンデュショコラで撮影したもの。
「テオブロマ」の土屋公二シェフを訪ねていらしたときにお願いして撮影させていただきました。なんと、私が2人に囲まれている写真も存在します。宝物です♡
そしてこちらが↓日本のサロンデュショコラでの様子。
世界的に有名なシェフのデモンストレーションを間近で見ちゃいました。
ジュリアンさんカッコイイ…。
食材もお洒落!なんでそんな味を思いつくのかしら…?と感心してしまいます。
モロッコのミントティーを使ったチョコ、それからイタリア シチリア島の一部でよく食べられるブラッドオレンジ、ベルガモット…
アンリルルーのチョコは食べるだけで世界旅行した気分になれます。