フランスとスペインの国境に広がる「バスク地方」は、美食の街としても有名です。
このページでは、そんなバスクにある「THIERRY BAMAS(ティエリー・バマス)」について。
その特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けします。
目次
「ティエリー・バマス」とは?
「ティエリーバマス」は、同名のM.O.F.(=高度の技術をもつ職人に授与される、フランスで最も価値ある称号)ショコラティエである、ティエリー・バマス氏によるチョコレートショップ。
フランスの南西部のバスク地方、スペインとの国境近くにあるアングレットという場所にあります。
ティエリーバマス氏のお店には、ヴァンサン・ヴァレ氏も参加していました。
M.O.Fショコラティエ ティエリー・バマス
1968年生まれ。2011年にM.O.F.を取得しています。
「お菓子作りは、わたしの情熱、探求心や欲求、味、私のすべてを描き出します。
私の仕事は日々、クリエイトすること、新たな模索を喜びとしますが、同時に、お客様が毎日安心して召し上がっていただけるよう、そのグレードを保証すべく努力しています。」
2010年 CHAMPION DU MONDE DES DESSERTS GLACES (RIMINI ITALIE)
2011年 SACRES MEILLEUR OUVRIER DE FRANCE PATISSIER
ヴァンサン・ヴァレ
Vincent Vallée(ヴァンサン・ヴァレ)は、2015年のワールドチョコレートマスターズで優勝した事でも知られるショコラティエです。
当時、彼は、ティエリーバマスに在籍しており、大会へのサポートも受けました。
現在は自身のショコラトリーをオープンし、独立。2020年には高島屋アムールデュショコラにて日本初上陸を果たしています。
「ティエリー・バマス」おすすめ商品
ガトーバスク
ティエリーバマスといえば、地元、バスク地方の食材や伝統的な菓子が人気。
その地名が冠された「ガトーバスク」は、アーモンドが入ったクッキー生地に、スリーズ(さくらんぼ)などが入ったモノですが、バマス氏のガトーバスクには、彼お気に入りだという「サマラ」というチョコレートが入っています。
ショコラ
日本初上陸の際に目玉として紹介されたアソート「ショコラドーム」はその名の通り、ドーム型をしたボンボン(一口サイズのチョコ)です。
ツヤッツヤで、のぞき込むと自分の顔が映りこんでしまうほど。
色も、白から鮮やかなブルーまで使われており、本当にフォトジェニック(今風に言うとインスタ映え?)な見た目。
こちらには、やはりバスク地方の食材「イザラ酒」やトウガラシを使ったものや、逆に、バスクらしくない食材など、さまざまなモノが使用されています。
ちなみに、白に赤点=ユズ 柚子のピュレを入れたホワイトチョコレートのガナッシュ。すごく柚子が香ります。
黒に白点=プラリネ・ノワゼット 独自の製法で詳しくは内緒。卵白を使ってグリルしたヘーゼルナッツに、塩風味のプラリネが使われていました。
そしてこちらは2021年に開催された三越伊勢丹フランス展にでていたサーディン型のショコラ。
ユニークな形のショコラです。
クレモンティーヌ
ミカンの形をしたユニークな見た目の「クレモンティーヌ」。
上下がミカンのコンフィ。まん中にはブラックチョコレートのやや固めのジャンドゥージャが入っています。
「ティエリー・バマス」店舗&通販情報
前述の通り、ティエリーバマスの本店は、アングレットという小さな街に。
ショップは、暗く鮮やかなトーンのピンク色で、とても目立つそう。
店内にはマカロン、焼き菓子、生菓子(ケーキ)、そして日本のサロンデュショコラにも出品されたツヤツヤのドーム型ボンボンをはじめとしたチョコレートたちが、ギュギュギュっと並びます。
日本には残念ながら店舗はありません…。
手に入れられる可能性があるとすれば、毎年バレンタインシーズン(12月~3月くらい)の伊勢丹オンラインショップ。および催事(サロンデュショコラ)でしょうか。
グルメライターケイのひとりごと
2013年か2014年のサロンデュショコラ(東京)に参加しました。
その時、初登場ブランドとして、ダヴィドカピィなどと一緒に、事前に注目されていたのがティエリーバマス。
カタログ(当時は無料だった)をドッグイヤーして、楽しみにお買い物したのを覚えています。