小さい頃から身近にあるアンデルセンのパン屋さん。
最近まで知らなかったのですが、その本社は広島県広島市中区にあるんだそうです。
そんなワケで広島には店舗が特に多く、中でもアンデルセングループの旗艦店「広島アンデルセン」は、まるで食のテーマパークのような楽しさで、パンはもちろんのこと、お惣菜やスイーツの販売、レストラン、そして子会社である株式会社ジャンポールエヴァンジャポンのブティックがあったりと、ちょっとした観光スポットのようになっているんです!
わたくし、楽しすぎてなんと2日連続で遊びに行ってしまいました。
皆様にもぜひ楽しんできていただきたく、「広島アンデルセン」についてその楽しみ方をご紹介したいと思います。
目次
いざ「広島アンデルセン」へ。
というワケで広島駅から路面電車を使って「紙屋町東」駅へ。
駅からは南へほんの少し。
商店街の角地にありました。
すごく立派な建物で驚いてしまったのですが、こちら公式サイトによると、被爆にも耐えた歴史ある建物にて1925年に竣工、1967年にオープン、そして2020年に全面建て替えを経てリニューアルオープンしたとの事。
1Fにはパンはもちろんのコト、その他デリも豊富
正面入り口から入ると、まずは手前側にアンデルセンの主力商品 パンのコーナー。
おすすめは「ひろしまサワーブレッド」らしい
お店の方に「ここにきたならこれを買え!」っていうパンはありますか…っていう無茶振りな質問をしたところ快く教えていただいたのが「ひろしまサワーブレッド」でした。
おおきく「HIROSHIMA」と焼き付けられたインパクト大の大きなパンは、20年以上も愛され続けているロングセラー商品だそう。
広島のお酒の種を使った、酸味が特徴の味わい。
ビネガーをかけたかサワークリーム塗ったみたいな味なので、お酒とかオードブルと一緒に楽しむのにぴったりです…!
旅先でも楽しみやすい、スライスされた少量タイプも販売されていますのでご安心を。
パン以外のデリも素晴らしい。オードブルは買い!
さらに少し奥に行くと、右手のショーケースにはサラダの量り売りコーナー。左手にはシャルキュトリー、
チーズ、
それらを詰め合わせたようなオードブルのセット、
サンドイッチなどが並んでいます。
「ヒュッゲ」というアンデルセンのオリジナルブランドの商品が中心のようですが、例えば「軽井沢いぶる」など人気ブランドも並んでいて、セレクトショップ的な役割もあるみたい。
また、ワインコーナーの品揃えも豊富。
「この後ホテルで飲みたいので、できればスクリュータイプでサイズが小さいものとか有れば…」なんてわがままを言いましたら、「スクリュータイプはないけど、コルクを手で抜けるくらいまでにしてお渡しすることはできます!」といろいろ親切にしていただきました。
カフェのスタッフさんといい、こちらの皆さんはサササッといろいろ対応してくださるので本当に気持ちいいです。
…↓そんなワケでその日のディナーは、サワーブレッドのスライスと、程よいサイズのオードブルセット(オレンジと鴨肉、レーズンパン乗っかった青黴チーズ、カブと超柔らかいローストビーフ、オリーブ、ドライトマト、ピクルスとサラミ…)となりました。
出張先とは思えないレベルの高いお味に感動…!
ケーキの種類も豊富
さて、広いフロアの中央にはプチガトーが並ぶショーケースもあります。
ご覧の通り、ザッハトルテをはじめとするチョコレートケーキも豊富ですし、
とてもじゃないけど無視できないキュートなケーキも(笑)
自社ファームで収穫された芸北(広島の北西部)りんごを使ったものは、どれも人気との事。
中でも「芸北りんごのチーズケーキ」は、しゅわしゅわぽよぽよしたマスカルポーネのムースの中心に、リンゴのジュレとソテーが入った凝ったつくりで、酸味と甘みのバランスがバッチリの才色兼備ケーキでした。
「ヒュッゲパーク」も一見の価値あり
そして、屋外には「ヒュッゲパーク」と名付けられたガーデンもあります。
お花屋さんとも連動していて、とにかく綺麗に整えられています。ちょうどこの時はクリスマスシーズンで、見事なツリーを見ることも出来ました。
こちらも芸北の100年農場で育った木々を移植しているそう。
ここでは、先に紹介した「秋の味覚サンドイッチ」(ちょっと唸るほど美味しい)と「芸北りんごのチーズケーキ」、それからホットコーヒーを持ち出しまして、
美しいお花を見ながらブランチを。
平日、そしてやや寒い時期だったからでしょうか、ほぼ貸し切りで楽しむことができまして、後で思い出してもキュンとする素晴らしい時間になりました。
「ジャンポールエヴァン」も楽しみたい
さらに忘れちゃいけないのが、冒頭でもちらりとご紹介した「ジャンポールエヴァン」です。
1F、ベーカリーマーケットと同じフロアの角には、ボンボンショコラやタブレット、焼き菓子を販売するブティックがあります。
もちろん、他の店舗と同じくボンボンは1粒から購入できますし、スタッフさんの丁寧な説明も素晴らしい。
せっかくなので、一番人気のボンボンだけでなくこの時期しか購入できないものを教えていただき3粒購入してみたり。
そしてなんと2Fのレストランでも…
そんなエヴァンなんですが、驚くなかれ、2Fのレストランでオーダーすることも出来ます。
広々とした店内。
エレベーターを降りてやや戸惑う仕草を見せただけで、ピシっとしたスーツの男性がこれまたサササッと案内してくださいました。
オーダー方法も渡されたQRコードから自身のスマホを使う、令和ならでは(笑)のスマートシステム。
そんなことにもいちいち感動しつつ、この日はエヴァンの白カビとチョコレートのケーキ「アキテーヌ」と、
「さすがパン屋さん!」な美味しくって大きなクルトン、カリカリベーコンやキノコが贅沢に乗せられたシーザーサラダをいただくことに。
「アキテーヌ」は、トップのヌガティンの部分はカリカリさくさく。そしてハスクっぽい苦味渋みとキャラメリゼの苦味、香ばしさがバランス◎
その下のチョコの層は結構分厚いのでザッハトルテのフォンダンみたいな感じかな?と思ったらそんなことはなくって、どこまでも滑らかな食感。
キリッとビターな味わいが全体を引き締めてくれてます。
白カビチーズは塩味がいい。
そこまでクセは感じないな?と思ったのですが、食べた後紅茶をいただいた瞬間にフワッと独特の香りがきて、「おいしっ」ってなりました。
この層のおかげで、ガッツリと重いはずチョコレートケーキが軽やかに。
普段とは違う場面で、とにかくめちゃくちゃカジュアルにエヴァンのケーキをいただけるので、気軽でいいですね~。
本当にご近所の方がうらやましいです。
SNSに投稿したところ「アンデルセンは広島の誇りです!」という地元の方からのコメントもいただきまして「そうだろうなぁ」「すばらしいなぁ」とスマホを握りしめ深く頷いてしまいました。
皆様もぜひ、広島に行った際は「アンデルセン広島」の事も思い出してくださいませ!
↓こんな風な常温のスイーツや、オリジナルのお茶なんかもありますのでお土産選びの場所としても使えますよ。
「広島アンデルセン」住所とアクセス
住所:〒730-0035 広島市中区本通7-1
アクセス:広島駅から路面電車を使って「紙屋町東」駅へ。
駅からは南へ少し。商店街の角地。