よく「日本で言えば人間国宝みたいなもの」という風に説明される、フランスの「M.O.F.」という称号。
ショコラティエにも、これを獲得しているシェフがおり、今回ご紹介するPascal Caffet(パスカル・カフェ)氏もその一人。
しかも、当時、史上最年少での獲得という快挙で話題にもなったそう…
というワケでこのページではそんなパスカル・カフェと、彼のお店「MAISON CAFFET(メゾン・カフェ)」について、その特徴、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けしたいと思います!
目次
「パスカル・カフェ」(メゾン・カフェ)とは?
「メゾン・カフェ*」は、パリから南東に150キロほどのトロワという場所に本店を構えるパスカル・カフェ氏によるショコラトリー、パティスリーです。
そのオリジンは、1979年、パスカル氏の父であるBernard(ベルナール)氏が開いた「Le Palais du Chocolat(パレ・デュ・ショコラ)」というお店。
ベルナールの死後、1987年にパスカルとフローレンスが事業を引き継ぎました。
1990年に、店舗を拡大。
2004年には、本店近くに2号店をオープンし、さらに海外第1号店として日本にも出店。
その後、2007年、2008年~と次々に店舗を増やし、2014年にはパリに進出、現在、イタリアのミラノなどを含め15店舗を展開しています。
パスカル・カフェ氏 プロフィール
パスカル・カフェ氏は、冒頭に書いた通り、1989年に史上最年少でM.O.F.(フランス国家最優秀職人)を獲得しています。
1995年 フランス代表として「シャンピオン・デュ・モンド」で優勝するなど、以降、立て続けにさまざまな賞を受賞。
フィリップ・コンティチー二氏の右腕として活躍する、同じくM.O.F.パティシエであるアンジェロ・ミュサ氏の指導など、後進の育成にも力を入れています。
「パスカル・カフェ」のおすすめ商品
ボンボンショコラ(一口サイズの詰め物チョコ)
バレンタイン催事などでも人気のボンボンショコラたち。
産地別のカカオの特性を生かし、砂糖をなるべく使わない製法にこだわっています。
人気のボンボンは…、
■パレ オール
コーヒーのガナッシュをビターチョコレートでコーティングしたシンプルな1粒
■モルティエ ドール レ
ビスキュイとヘーゼルナッツのプラリネをセンターに、コートジボワール産のミルクチョコレート(レ)でコーティング。
■ロンダン
キルシュを使ったアーモンドペーストをホワイトチョコでコーティング。
■クールスリジェ
日本をイメージして作られた真っ赤なハートのボンボン。中はほんのり桜の香りがつけられたビターガナッシュ。
■フランボワーズ
フランボワーズのピュレとビターチョコレートのボンボン。
■ヴァニーユ ブルボン
マダガスカル産のバニラを使ったビターチョコレートのボンボン。
などなど。
カフェでは、シャンパーニュ地方出身のシェフらしく、シャンパンとのマリアージュが楽しめるセットなどもあります。
また、ドリンクとボンボンが付いたタルトフランベやホットサンドといった軽食メニューも。
テイスティングプレート
日本橋高島屋のお店で、多くの人がオーダーする「テイスティングプレート」。
ベネズエラ、エクアドル、パプアニューギニアといったシングルビーン(単一産地)で作られた焼きショコラのムースが、それぞれスプーンに乗っかって提供されます。
カカオの産地別にチョコレートを食べ比べる、面白いセットになっています。
「パスカル・カフェ」店舗&通販(お取り寄せ)情報
実店舗
前述の通り、本店はトロワ。世界中に15店舗展開中。
■トロワ本店
住所:2 Rue de la Monnaie 10000 – Troyes, France(グーグルマップで開く)
物語が始まった歴史のあるファミリーショップです。以前は「Le Palais du Chocolat」という店名でした。
■日本橋高島屋S.C.本館店
住所:〒103-8265 東京都中央区日本橋2丁目4−番1号(グーグルマップで開く)
かつては他にもいくつか店舗あったのですが、現在日本店舗はココだけです。
地下フロアなどではなく3Fにあります。
ネット通販、お取り寄せ
ネットでのお取り寄せは、バレンタインシーズンに各百貨店にて。
高島屋オンラインストアなどで確認してみて下さい。
グルメライターケイのひとりごと
パスカル・カフェって、人の名前だったんですね。
CaffetさんのCafeってことだったのかー。