近年、東京だけでなく、地方にもこだわりのチョコレートショップが増えてきましたよね。
面白いコトにその多くが、いわゆるビーントゥバーという製造方法を採用した、質の高いチョコを提供しています。
さて、このページで紹介するのは、そんな地方の小さなショコラトリー…しかもなんと、日本最古の温泉地として有名な愛媛県道後にある「GOOD CACAO 33.8°(グッドカカオ サンジュウサンテンハチド)」。
なんと、足湯カフェも併設していて?!
そんな、略して「グッドカカオ」について、特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けします。
目次
「グッドカカオ サンジュウサンテンハチド」とは?
グッドカカオは、冒頭でも書いた通り、「豆の選定から自社で一貫して行う」製造方法…「ビーントゥバー」↓を採用した、愛媛の小さなチョコレートショップです。
グッドカカオのチョコレートは、カカオ豆の個性を生かして、それぞれの本来もつ味わいや香りを引き出しています。
基本、原材料はカカオと砂糖のみ。
店名の由来
「GOOD CACAO 33.8°(グッドカカオ サンジュウサンテンハチド)」の店名の由来は、他のブランドと比べて、ちょっと面白いんです。
まず「GOOD」の部分は、良いという意味(GOOD)の他、本店の場所(道後=DOGO)や、チョコレートが神(GOD)の食べ物と言われる*ことに由来しています。
そして、「33.8」の部分は、チョコレートの融点(33.8℃)と、道後温泉本館の北緯(33.8°)がかかっているんです!
愛媛の素材(黒砂糖)を使用
江戸から明治時代にかけて、さとうきびの栽培が盛んだった愛媛(現在の四国中央市のエリア)。
グッドカカオでは、少量でありながら、そんな愛媛のさとうきびを復活させ、それにより作られた黒砂糖をチョコレートの材料として採用しています。
「グッドカカオ サンジュウサンテンハチド」に行ってきた!
さて、ここからは実店舗訪問レポを。
住所:〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之街20番14号
冒頭でご紹介した通り、お店は日本最古の温泉地と言われる道後温泉にあります。
最寄り駅はもちろん「道後温泉駅」。
商店街の入り口には、観光スポットとして有名なからくり時計が。隣には足湯もありました。
商店街を抜けると…こちらがかの有名な道後温泉本館です!
海外からの観光客も多く、大変な人気。
今回お邪魔する「グッドカカオ」は、この道後温泉本館のすぐ近くにあります。
2021年にリニューアルし、以前の簡易的なお店とは違った様子に。
正面右手がお目当ての「グッドカカオ」の店舗で、オリジナル商品の他、日本各地のビーントゥバーのブランドのチョコレート商品が並んでいます。
例えば、ノエルベルデ、ナナイロ、アンチドート、ウシオチョコラトル、ネサリチョコレート、エミリーズチョコレート奥沢などなど…。
なかなか珍しいブランドが多くって、ついつい買いすぎてしまいます(笑)
足湯カフェ 坊ちゃん
そして!特筆すべきは併設している「足湯カフェ 坊ちゃん」。
「足湯カフェ 坊っちゃん」は、2022年4月にオープンした新施設です。
道後温泉の引き湯の足湯を楽しみながら、「グッドカカオ」のドリンクメニューやチョコレート、その他のテイクアウト商品を持ち込んで楽しむことができる建物になっています。
ひょうたんのような形をした足湯の横には、スマートフォンの充電やプチ図書コーナーもあって、観光につかれたタイミングに超助かるはず。
利用時間は1回につき30分で、ドリンクにプラス200円利用できました。
タオル付き。タオルはその場に置いて帰っても、持ち帰ってもOK。
おすすめ商品
ここからは、おすすめの商品について。
タブレット(板チョコ)
ビーントゥバーによる工房…ということで、当然一番のおすすめはタブレットです!
グッドカカオでは現在、世界約15ヵ国のカカオ豆を使い、シングルビーン(ブレンドせず1つの産地のみで作る)のチョコレートを楽しむことが出来ます。
「カカオは果実」というコンセプトにより、それぞれの地域のカカオの個性がはっきりとわかる面白いプロダクトです。
小さいビーントゥバー工房らしい、歯触りと舌で感じる、やや粗めのコンチングによるシャリサク感も、チョコ好きにはたまらない!
さて、以下私が味わった4種類のタブレットをご紹介したいと思います。
■ドミニカ
フルーツが熟しきったような癖のある発酵臭が。
少しキノコのような香りもします。
■グレナダ
ドミニカよりもさらに強いキノコのような、ウッディな感じの風味がします。
ちょっと癖が強いかも。
■キューバ
私が食べた中で一番フルーティーな酸味がありました。
美味しい~!女性は好きだと思います。
■ペルー(期間限定でした)
ココナッツのような風味で、こちらもやや酸味があります。
こちらも、もし見かけたらおすすめですよ。
このほかの味に関しては公式サイトに詳しい解説が載っていましたので、お買い物の際は試食と共に参考になさってくださいませ。
フルーツチョコレート
愛媛のブランドらしく、伊予柑ピールをマンディアンにしたモノや、果実をディップした商品などもあります。
*すみません、写真は割れチョコ(ハネダシ品)で、本来の商品は普通の板チョコの形です。
with
セカンドライン?という言い方でいいんでしょうか、カカオ豆から作るチョコに対して、既存のクーベルチュールを使用した、ちょっぴりカジュアルなブランド「with」も可愛くっておすすめです。
なんとこちら、↓グッズも数多く展開しています。
新たな愛媛土産としても注目されています。
カカオフレーク
グッドカカオのチョコレートをフレークにした瓶詰プロダクト。
これでホットチョコレートを作ってあげたら、母が「美味しい~!」と大感動していました。
ちゃんと酸味があるのが嬉しいんですよね。
好みのタブレットをたくさん買ってしまうと、こちらまで手が伸びないかもしれませんが、ぜひぜひ体験してただきたい味わいです。
…というワケで、愛媛「グッドカカオ」についていかがでしたでしょうか。
愛媛観光の際にはぜひ立ち寄って欲しいですし、オンラインショップからのお取り寄せもおすすめです。ぜひ。