日本人ながら、数々の世界的な大会で優勝、受賞経験のある、ショコラティエ「Yumiko SAIMURA(ユミコサイムラ)」。
このページでは、そんな彼女が手掛ける「Yumiko SAIMURA Piccola Pasticceria(ユミコ サイムラ ピッコラ パスティチェリア)」について、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細などお届けします。
目次
「ユミコ サイムラ ピッコラ パスティチェリア」って?
ユミコ サイムラ ピッコラ パスティチェリアは、イタリアのピエモンテに工房を構えるショップ。
京都生まれの日本人シェフ 才村由美子(さいむらゆみこ)氏とイタリア人パートナーのチョコレートブランドです。
才村由美子(さいむらゆみこ)シェフ
2004年、イタリアの食文化に魅せられ渡伊。
星付きレストランでの料理人経験を経て、2008年、同僚だったAngelinaとモンフェラートで「Piccola Pasticceria」をオープンしました。
・2011年 イタリア リミニ ワールドチョコレートマスターズコンテスト 総合優勝 金賞受賞
・2012年 フランス トロワ パスカルカフェ杯 ガストロノミー部門3位
・2015年 フランス パリ Club des Croqueurs de Chocolat アワード「外国人部門賞:LES AWARDS ETRANGERS」
・2014,2015,2016年 イギリス ロンドン International Chocolate Awards World Final 世界チャンピオン3連覇
「ユミコサイムラ」おすすめチョコ
ピッコロジャンドウィア
ユミコサイムラと言えばコレ!
イタリアの工房らしい「ジャンドウィア」。
普段はちょっと重めに感じてしまうことも多いナッツを使った柔らかチョコですが、このブランドのジャンドゥーヤは、ものすごく滑らかに溶けた後、全く喉にいやな感じが残らない、すばらしい一粒です。
タブレット「プレフェリータ」
才村シェフのお気に入り(プレフェリータ)の素材…オレンジ、アプリコット、プルーン、レモンなど自家農園のフルーツをセミドライにしたもの…を正方形のタブレットに乗せた1枚です。
カカオはペルー産。
私は、料理の類もイッサイしない(できない)ので、フワっとした想像になるんですが、「これは、そうとう作るの大変だよね」と想いを馳せずにはいられない丁寧なお味。
繊維質を感じない食感、味わい、フルーツの美味しいところだけを残しています。
特に、レモンは、ちょうど良い苦味が、よ~く熟した果実の味わいをフォロー。
アプリコットは、肉厚でミチミチミチッとした食感が楽しい。オレンジのジューシーさとジャミーさは言わずもがな。
「ちょっとずつ楽しもう」って思うんですが、「ほかの部分も」「こっちのフルーツも」「ナッツと一緒に…」と気づけば1枚なくなっている、そんなタブレットでした。
クロスタータ ディ ノッチョーラ
サクサクのタルト生地に、ヘーゼルナッツのケーキ、そしてその上にヘーゼルナッツとホワイトチョコを使った、シェフお得意のクレミーノ。
グランデ(大きいサイズ)の方には、ジャンデューヤで出来た薔薇も乗っていて、まさに、ユミコサイムラの良いとこどりのようないっぴん。
小さいサイズもアリ、お一人様にも嬉しい。
私は、日本橋高島屋「アムールデュショコラ」(バレンタイン催事)にてGETしました。
人気なので、売り切れが心配な方は、会場を訪れてすぐにお取り置きをお願いしておいてもイイかも。
パネトーネ
イタリアのクリスマスパン、パネトーネ。
リエビトマードレ(生地の元種)をもとに酵母菌を小麦粉と合わせて、何度も発酵と生地を休ませるという作業を繰り返し行い作るパン。
レーズンやオレンジピールなどドライフルーツが入っています。
特別な菌を使用するため、家庭で作ることは少なく、菓子店で購入することが多いパネトーネ。販売期間は伝統的に決められていますが、保存がきくため長く楽しめるのも特徴です。
ザバイオーネ
ピエモンテ州の伝統的なデザートである「ザバイオーネ」は、瓶詰プロダクトとして。
卵黄と砂糖、マルサラ酒、シェリー酒、白ワインが使われています。
先に紹介したパネトーネにかけたり↓して食べるそう。
ティラミスにかけても。もちろん、何にでも合いますのでご安心を!
恋をしたくま
バレンタイン時期に登場する「恋をしたくま」。大・中・小あり。
毎年すぐに売り切れる幻のプロダクト。
プレゼントされたら嬉しいですね。
クレミーノ ダ ターリオ
超チョコマニアの友人推薦!「クレミーノ ダ ダーリオ」。
切りながら楽しむクレミーノ。ヘーゼルナッツのふくよかな香りと甘みが口の中に広がります。受賞多数。
プロフーモディオルト
「身近な幸せを再発見。アイディアに行き詰まったり深呼吸した時、菜園の香りが鼻腔をくすぐり、この作品が誕生しました。」というアソート。
2023年、近鉄百貨店で購入しました。
■かぼちゃと生姜
イタリアマントバ産のかぼちゃのオーブン焼きとドミニカ共和国のカカオ豆のガナッシュ&生姜風味のカボチャゼリー。
生姜の印象が強いんですが、その後ろにそっとかぼちゃがいてそれを支えているみたいなイメージ。
アーシーだったり刺激ある生姜の角を丸くしてくれてます。
■赤ピーマンとオレンジ
ピエモンテ州コスティリオーネ産赤ピーマンのゼリーと、オレンジ・ディル風味の赤ピーマンのホワイトガナッシュ。
ピーマンの香り、苦味が活かされた1粒!こちらも前者と同じくオレンジが使われていることで食べやすくなってます。
ホワイトガナッシュなので意外ときちっと甘い。
■とうもろこしのクレミーノ
普通のプラリネにやや飽きてきたかな?というこのバレンタインシーズンの終わりに、とうもろこしの味が新鮮で美味しかった。
チョコがキッチリとビターな味わいなのもいいです。
口に残る香ばしさに丸みがあります。
■オリーブ
意外と塩が強めに効いていて、かつ、ほんの少しドライチェリーのような味も。
イタリアのバールで、立ったままパクパク好きなだけ食べた、あのオリーブの味を思い出しました。
その他ボンボンショコラ
Boeri ”ボエリ”チェリーのリキュール漬けのチョコレート。
砂糖を綺麗にコーティングし、水分を逃さずに作ったチェリーボンボン。
私はグマイナーのチェリーボンボンが好きでたまに食べるんですが、ここのボエリもおいしかった…
洋酒の苦味と甘みのバランスが絶妙!
つるつると大粒。
プチリと噛めば、パワフルながら深い洋酒の味わいが楽しめます。
そしてこちらは、ピエモンテ独自品種であるブドウ「グリニョリーノ」を使ったガナッシュ。
さわやかで深い酸味とチョコレートがベストマッチ。
こちらは、イタリアのレモンリキュール「リモンチェッロ」を使った、ホワイトチョコのトリュフ。
チョコ好きの方は、ホワイトチョコをあまり食べない人も多いかな?と思うのですが、これはぜひ食べていただきたい!!
のどに残らないホワイトチョコと、リモンチェッロ…おいしくないわけありません。
才村さん、とにかく洋酒の使い方が上手だな~…と改めて気づかされてくれる1粒です。
「ユミコ サイムラ ピッコラ パスティチェリア」店舗情報
今回ご紹介している「ユミコ サイムラ ピッコラ パスティチェリア」は、イタリア ピエモンテ州の街カザーレモンフェラートにあります。
日本に店舗はないようです。
■Piccola Pasticceria
住所:Via Solferino, 17, 15033 Casale Monferrato AL, イタリア(グーグルマップで開く)
電話:+39 0142 531274
日本でGETするには、アムールデュショコラやサロンデュショコラなど、バレンタイン前のイベントや、高島屋での期間限定ショップ、通販などを利用することになります。
グルメライター ケイのひとりごと
イタリア商工会議所で行われたユミコサイムラのセミナーに参加しました。
小柄でそしてシャイな才村シェフ。ポツリポツリと聞こえてくるお話、そして体中から、作ること、食べること、もちろんチョコレートが大好きなことが伝わってきました。
ファン方も多く参加されていて、セミナー後の写真タイムでは、思いのたけを伝えながら嬉しそうに2ショットになる女子多数!
おっかけも多い才村シェフなのでした。