「ワールドチョコレートマスターズ」優勝シェフのお店 神戸北野「ラヴニュー」にいらっしゃった佐藤 拓朗シェフが、2022年初夏、ご自身のお店「AaThs(アース)」をオープンされました。
「至福の時間」をテーマにしたスイーツブランドとのこと…お取り寄せ出来る焼き菓子のセットで、その世界観を体験!
詳しくご紹介します。
目次
おすすめの焼き菓子たち
レ・オランジュ
クッキー生地にもオレンジが練りこまれた「レ・オランジュ」。
想像よりも強いオレンジ味!
満足感もありつつ、サラリと爽やかに食べられる1枚です。
ロゴクッキー
その名の通り、お店のロゴがデザインされたクッキー。
(ロゴは太陽を表してるそうです!)
シンプルな美味しさで誰が食べても美味しいと感じる1枚。人気商品だそうです。
シガレット
ラングドシャをくるくると巻いたクッキー。
チョコレートとアーモンドのデコレーションが、シガーリングみたいでオシャレ~!
軽やかで、そしてチョコレートが想像よりも甘いタイプで食べやすいです。
ココナッツクッキー(写真右)
ココナッツミルクのような甘くてコクがあって、そしてとってもいい香り!
シャリシャリとした食感もいいし、意外としっかり目に甘いのもいいです。
ヴィエノワ
ものすごくキメが細かくサクサクと軽やかなクッキー。
どれもそうなんですが、口に入れた瞬間に「チョコにこだわってるヤツだ!」と気づきます。チョコに、栗香とかキノコ香があって本格的。
どれも美味しかったですが、意外と、このシンプルな「ヴィエノワ」が一番好きかもしれません。
ケークショコラ
ダークな味わいのチョコレート生地&アマレナチェリー。
サクサクとした食感から、ほどけるように溶けていく生地。
アマレナチェリーは味わいだけでなく食感にもアクセントを。
以上は、オンラインショップにて定番焼き菓子のセットなどでも楽しむこと出来ます。
丹波黒のプラリネサンドクッキー
2024年秋の新商品。
丹波の黒豆、クルミ、カシューナッツをキャラメルと合わせたものをミキサーで混ぜた、AaThs特製プラリネ使ったサンドクッキー。
いつもよりも酸味、そしてハスク渋みがあって、爽やかと言いますかキリッとしている印象。
言われてみれば、細かく砕かれた粒も、カリッとした食感で香ばしさもどこなく「和」っぽい気がしました。
クルミとカシューナッツのリッチさもありながら、ヘーゼルナッツなどがメインのプラリネと比べると、油脂分が少なくハンサムなイメージ。サブレ生地のザクザク感、香ばしさとリンクして苦みとか渋み方面の心地よさが楽しめます。
しつこくないのにパワフル。
オトンヌ
こちらも2024年秋の新商品。
フランス語で秋を意味する「オトンヌ」が冠された焼き菓子。
かぼちゃのフィナンシェ生地に、ナチュラルチーズとひとつまみの塩。
そして、トップ中央のガナッシュを囲う様に、アマレナチェリーがぽちぽちと配されてま。
パクっと口に入れた瞬間、かぼちゃより先に「あ、チーズ!」な風味。
ぐむっと弾力がある生地。
ガナッシュは苦みと酸味があるハンサムな味わいで、カボチャを使った生地の甘さや丸いイメージをフォロー。そして最後にチェリーがプチッと弾けると、またここで味に角度がつく…!
お塩もちょっと入っているそうで、そのおかげでしょうか、コクが出るだけでなく粉や他の素材の香ばしさが引き立ちます。
マドレーヌ
蜂蜜を使用した生地は、密度が高くしっとりフカフカ…まるでテンピュール?!のような質感!
華やかなんだけど清々しいような蜂蜜の風味と一緒に、ネットリとした食感に変化してサラリと溶けていきます。
チョコレートは、キャラメルのような甘い香り。すこ~しだけ柑橘ような爽やかさも感じますが酸味が穏やかで、生地を包んでいます。
いただいた後は、ホットミルクを飲んだ後のような優しさと満足感!
べたべたオイリーなマドレーヌが苦手、という方にもお勧めです。
ボンボンショコラ
その季節ごとに、様々なフレーバーが登場します。
■苺×ピスタチオ
空気をたくさん含んだムースのようなガナッシュと、柔らかないちごのジュレの二層。
のたんっとしたコクあるピスタチオの味に次いで、やわらかな酸味のいちごが追っかけてける感じ!
どちらもパワフルな素材なんですが、お互いがフォローしあって角がないお味に。
■酒粕
地元加西市産の酒米のみを使用した富久錦の酒粕が主役。
酒粕の苦味も上手に生かされた一粒!
カカオマスがもっているアルコールっぽさ?とも上手にリンクしているよう。後口が、女酒をいただいた時みたいで、ぷわわわわ〜んとコメの甘さが残ります。
ぽってりと滑らかな食感も良いです。
■バナナ×コーヒー
コーヒーのなめらかなガナッシュの中に砕いたナッツが入ってます。
熟してちょっぴりアルコールぽい風味が出てきたバナナのイメージ。
■無花果
てっきりベリー系のボンボンかと思いきや、無花果でした!ちょっぴりトンカ豆?とかそば粉、シナモンのようなユニークな風味も。
■オレンジ×アールグレイ
ガナッシュの上に細かく刻んだピールが乗せられている、ボンボンではあまり見ないタイプのセンターです。
柑橘は酸味が柔らかめ。ココナッツチップのようなちょっと変わった食感があります。
■甘酒
ねっとりとしたガナッシュは、日本酒のような爽やかな香りとお米を思わせる甘さ、ほんの少しの燻したような香りとベリーの酸味があります。
全体的に甘さが控えめ、なめらかな食感、アルコールっぽさ、キリリとした苦味がある大人っぽいボンボンです。
ブラウニー
オレンジ×アールグレイをメインに、バニラ、ココナッツが香るブラウニー。
ホワイトチョコが味のバランスをとっています。
ブラウニーらしいサクッとした食感もありつつ、ホロホロシットリ。
その中にお砂糖のシャリザリッとした感じだったり、カシューナッツのカリカリチリチリとした食感があります。
オレンジピールと紅茶コンビの爽やかさもありつつ、だけれどもリッチ。
そして割とキッチリと甘く作られているのも、絶妙!バランスが良い!
大きくカットしてもぐもぐするのも幸せだし、あちあち紅茶とゆっくり楽しむのもいいし…。「あぁ、明日はどうやって食べようかな」とワクワクします。
パレットルビー
オーガニックのドライフルーツ(マンゴ、パイン他)、カカオニブ、ピスタチオ、ホワイトチョコチップ、そして金箔が乗っかったマンディアンタイプのタブレット。
一般的なマンディアンと比べると、南国フルーツのドライフルーツが、キュッとパワフル。
ルビーチョコレートのモタっとしたクセをフォローして、いいところだけを引き出してくれています。
シュトーレン
ホリデーシーズン限定のシュトーレン。
ルビーチョコレートを使用した大人の女性をイメージしているそうです。
サクサクほろほろな生地が口の中でさらり、トロリとまとまっていく感じ。
ドライフィグのくむくむした食感となんとなく蕎麦とかシナモンっぽい風味。
それから、ベリーとかチェリーが「おっ」というほどパワフルで、酸味が心地よいです。果肉のサックリ感、皮のプツリとした気持ちよさもある。
商品説明を拝見しますとクランベリーとアマレナチェリーだそうです。美味しいですね…!
最後の方にほんわりとナッツのハスクの苦みもあったりして、いろんな味の変化を楽しめちゃいます。
けど、決して忙しく感じない。このまとまり感。ルビーチョコレートのおかげでしょうか。こちらもおすすめです。
お店の場所や、予約について
お店は、シェフが在籍してらした「ラヴニュー」からまっすぐ北東へ500メートル。
「象ビル」の4階のテナントにあります。
場所:神戸市中央区中山手通1-22-10 象ビル4F(グーグルマップで開く)
電話: 078-862-1092
小さいお店なので、来店の際は、事前に連絡&予約してくださいとの事です♪
詳しくは、以下↓公式サイトでご確認を!
遠方の方は、オンラインショップもあります。
佐藤 拓朗シェフプロフィール
神戸製菓専門学校を卒業後、グランドハイアット東京入社。
帰郷後、カランダッシュ入社。
その後、「ラヴニュー」「くるみや」に在籍し研鑽を積む。