【2022年追記】「ショコラトリーキョウトケイゾー」は2022年にクローズしました。が!その代わりに、オリジン店であるパティスリーカフェの方が進化しまして、今も様々な仕掛けで営業中!
詳しくはコチラの記事をご覧ください。【追記終わり】
「本当に美味しい…。地元の人は幸せだね!」
と感動した、京都の商店街にある小さなショコラトリー。
実は、一流菓子店で40年以上も活躍してきたパティシエさんが、満を持してオープンした専門店なんだそうです。
というワケで、このページではそんな「CHOCOLATORY KYOTO KEIZO(ショコラトリーキョウトケイゾー)」について、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細などお届けします。
「ショコラトリーキョウトケイゾー」とは?
「ショコラトリーキョウトケイゾー」は、2018年 京都にある三条商店街にオープンした、テイクアウト専門のチョコレートショップです。
冒頭にも書いた通り、京都の一流店で40年以上活躍したKEIZO NISHIDAシェフによるお店で、自身のパティスリー「菓子工房 & Sweets Cafe KYOTO KEIZO」から派生する形で、そこからほんの100メートルほど離れた場所に誕生しました。
「一流店と変わらない、こだわりの原料のスウィーツをできたて、お手頃価格で提供したい」という想いがあるそうで、くちどけにこだわり、細かな行程を丁寧に作られています。
「ショコラトリーキョウトケイゾー」に行ってきました!
というワケで、京都へ!
住所:〒604-8332 京都府京都市中京区橋西町669-1(グーグルマップで開く)
電話:075-812-0101
営業時間:10時00分~18時00分
定休日:月曜日
アクセス
さて、まずはアクセス方法からご紹介します。
「ショコラトリーキョウトケイゾー」へは、バスでのアクセスが便利かな、と思います。
(最近は、地方のバスでもSuicaなんかも使えますから便利になりましたよねぇ…。今更?)
一番近いのは、商店街の入り口にある京都市バス 堀川三条バス停。(JRだと嵯峨野線 二条駅が最寄ですが、300メートルほど離れていて結構歩きますのでご注意を。)
そこから、アーケードを進むと、
細い路地がクロスする場所に、急にお洒落な外観の、こじんまりしたショコラトリーがありました。
店頭には、オリジンであるパティスリーを思わせる生菓子たちの案内が。
バースデーケーキの看板なんかは、地元密着型のお店を想像して、なんだかホッコリしますよね。
店内の様子
店内は、テイクアウト専門店という事で、物販のスペースのみ…
と思いきや、入り口から左手にはガラス張りのアトリエ(工房)も。
この日はたまたま?KEIZO NISHIDAさんもいらっしゃいました。
「どれがおすすめですか?」というやや乱暴な(笑)質問にも、若いスタッフさん、ご本人が本当に感じが良く答えてくださいます。
本格的なショコラトリーながら、商店街の中という立地からか、やっぱり、街のお菓子屋さんという一面も大きいみたいですね。
その証拠に、その反対側、入り口から向かって右手に並ぶ焼き菓子たちも含め、小さい子からお年寄りまで誰もが食べやすいようなラインナップ。
店内奥のショーケースにはケーキ類もいくつか。
「今すぐ食べたい!」という方は、100m先のパティスリー&カフェの方へどうぞ!(笑)
そして、一番スペースを取って陳列されていたのは、もちろんこれ↓
シグネチャーメニュー、アイコン的な商品「36.5℃ショコラ(サンジュウロクテンゴ ド ショコラ)」たち。(詳細後述)
よく見ると、丁寧な説明カードと一緒に、すべての種類に試食が用意されています。
カードには、それぞれの商品の味の特徴だけでなく、テンパリングの温度まで記載されています。なんて丁寧な!
正直、私なんかはテンパリング温度を知ったとて何もわからない食べ専ですが、その「丁寧さ」から、商品へのこだわりとか、誠実さが垣間見えた気がしました。
「ショコラトリーキョウトケイゾー」おすすめ
ここからは「36.5℃ショコラ」について詳しく。
36.5℃ショコラは、特に、チョコレートを作る際のテンパリングという工程にこだわったタブレット(板チョコ)商品です。
テンパリングとは、チョコレートを溶かしたり、冷ましたり、温めて固めたりと、温度をコントロールして状態を変化させる操作(商品説明より)。
こちらのお店では、この温度変化の差を、徹底して2度に管理しているそうで、その計算された作業により、36.5度で始まる繊細な口どけを実現しているんだそう。
種類も豊富で、しかも、すべて魅力的なフレーバー!
お店の方から色々とお話を伺ったので、いくつかご紹介しますね。
まず、「これが面白いんですよ」と勧めていただいたのが、「マンスリーチョコ」と書かれたもの。月替わりのオススメ品なのかな?
私が訪れた時にいただいたのは、酸味が強く華やかな香りで甘みもしっかりしていました。美味しい!
「ホワイトチョコ系で人気なのは?」の質問に、「やっぱりこれですね」と勧めていただいた「抹茶&ホワイト」は、普通のホワイトチョコと、煮詰めてキャラメルのようにしたものをブレンドしているそうで、食べると確かにキャラメルのような贅沢な味わいです。
これは子供も好きだろう…と食べ進めると、後から結構ガッツリと抹茶の苦味。これは大人に嬉しい一枚です!間違いない美味しさ。人気なのも納得。
トリュフが好きなので即買いだった「トリュフ&スイート」は、関西のショコラトリーらしく、塩味が強めで、トリュフもしっかりと香り、ドスンとしたおいしさ。お酒に合う大人味。一番のお気に入りです。
その他…
「スイートチョコレート カカオ50%」は、ベーシックでシンプルなスイートチョコレート。
苦いのが苦手な方…お母さんと一緒に買いに来るお子さん、年配の方なんかにも好かれそうな一枚ですね。「さらっとした余韻」との案内。
「スイートチョコレート チョコ80%」は、カカオを高配合していますが、ただ苦いだけではなく力強いカカオの風味、深みが楽しめる1枚です。
糖分控えめでポリフェノールたっぷり。「コーヒーで言うならエスプレッソのような存在」とのこと。
「スイートチョコレート カカオ70%」「スイートチョコレート カカオ60%」など、カカオの配合率が違う商品もラインナップ。好みの一枚を探してみましょう!
また、ベーシックなもの以外も多数。
人気ナンバーワンだという「ピスタチオ&ホワイトチョコレート」。
「いちご&ホワイトチョコレート」は懐かしい味。
お子様にも人気だそうです。
「ラズベリー&ミルクチョコレート」は、苦みが一切ない、ハイミルクチョコレートをベースに、甘酸っぱいラズベリーを使った一枚。
「アールグレイ&ミルクチョコレート」は、スリランカ産の高級なアールグレイ茶葉を使ったハイミルクチョコレート。
女性に人気だそう。
「アーモンドの女王」と呼ばれるスペイン産マルコナアーモンドのペーストを使ったミルクチョコレート「アーモンド&ミルクチョコレート」は、トッピングにもアーモンドを使った贅沢な1枚。
本当にさまざまなフレーバーがあって、選ぶのに一苦労(笑)
何度も訪れたいショコラトリーです。
…というワケで、以上「ショコラトリーキョウトケイゾー」について、いかがでしたでしょうか。
実は、たまたまなのですが、この前日に取材したお店が、今流行りの地方の小さなビーントゥバーのお店で「とりあえずチャレンジしちゃうぜ!」「変わった食材使っちゃうぜ!」的な場所だったために(それはそれで面白くて楽しい)、その対比がすごくおもしろかったです。
やっぱり、しっかりと菓子の修行をした方が作るチョコレート生地は、完璧な舌触りと風味ですし、素材との組み合わせも計算の上。「あ~美味しいなぁ…」としみじみと思ってしまう、本物のスイーツでした。
ごちそうさまでした!
あ!最後に1つ!
こちら、キャッシュオンリーなのでお気をつけあれ!
関西圏は、クレジットカードが使えないお店が、首都圏と比較するとまだまだ多い印象です。関西ショコラトリー巡りをされる方は、現金は多めに持っておいてくださいね。