2013年の日本初上陸から、毎年かかさず購入するほど愛してしまっている「BENOIT NIHANT(ブノワ・ニアン)」。
ちょっぴり地味なイメージ(ごめんなさい)があるんですが、ショコラ好きほど「好き!」という人が多いブランドです。
…というワケでこのページではそんなベルギーの「ブノワ・ニアン」について、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けします。
目次
「ブノワ・ニアン」とは?
元エンジニア…というちょっぴり変わった経歴を持つブノワニアン。
2014年からビーントゥバー(カカオ豆の焙炒から一貫して手掛ける作り方)を採用し、カカオフェビエ(ビーントゥバー職人)としても活動。
世界でも数少ない、エコサイクルを考えた農園を保有し、ブノワさん自らカカオを選定。
FARMとCRAFT両面を備えた「FARM&CRAFT to BAR」チョコレートです。
現在ベルギー国内外に6店舗を持ちます。
ブノワさんご本人はすごく優しい方で、日本のお客様が大好き!
「ブノワ・ニアン」おすすめ商品
ボンボンショコラ(一口サイズの詰め物チョコ)
■ファーストコレクション
・ピンクコネクション
シナモンや蕎麦のような香りの後、ココナッツの強い風味。
なぜか和の味。通常のプラリネにココナッツ独特のシャリッとした食感があります。
・バラコア
コーヒーのようなビターな味わい。
ドライフルーツのような香りと酸味、蜂蜜のような甘さが程よく苦味を楽しむタイプ。
・ハシェンダビクトリア
ねっりち硬めでなめらかなガナッシュ
きのこっぽい香りとヨーグルトのような酸味、コーヒーのような苦み。タバコ?中国茶のよゆなスパイシーさ。
■カカオコレクション
4つの産地別カカオ(マダガスカル産、エクアドル産、グアテマラ産、キューバ産)のボンボンショコラ詰め合わせ。
それぞれの産地の個性、テロワールを食べ比べながら楽しむブノワニアンらしい1箱。
・アンボリカピキィ
カカオニブが乗った一粒
ベリーのような酸味。フルーティー。紅茶の渋み。
全体的にホロホロッとしたあと滑らかに溶けていくタイプのガナッシュのアソートでした。
・レッドハート
甘酸っぱいパッションフルーツ、矢車草、ハイビスカス、マリーゴールドを使った一粒。
中にはセミリキッドのキャラメルが入っていて、一口含みチョコを割った瞬間にトロリと甘酸っぱい刺激!
万人に好まれる甘さと香りのよさが特徴。
■コレクション ヴォヤージュ
ボンボン自体はカカオポッド(カカオの実)を模しているんだけど、箱に収まると飛行船になる…というユニークな仕掛けが楽しい「コレクション ヴォヤージュ」。
飛行船にのって旅するイメージでアメリカ、地中海など旅先で出会った味を4種類のボンボン(オリーブオイルとゲラントの塩、ゆずと抹茶、コーヒーとカルダモン、ピーカンナッツとメープルシロップ)に落とし込んでいるそうです。
・オリーブオイルとゲラントの塩
一粒目から「やっぱりな…やっぱり美味しいのよ…」と今年も膝をバシバシ叩いてしまった。
イタリア料理のような…でもちょっぴり和も感じる1粒。
高級なオリーブオイルの苦みが旨く生かされていて、塩加減も絶妙。
お茶のような風味も少し。
・ピーカンナッツとメープルシロップ
どれもそうなのですが、コーティングがわりと分厚く作られていてチョコレートの美味しさも充分楽しむことができる一粒。
しっかりと甘く作られているのに、まったく嫌じゃないのはメープルシロップのおかげでしょうか。
チャリチャリとしたナッツの食感もいい〜。
・ゆずと抹茶
柚子の爽やかさがありつつも、尖った酸味を抹茶が丸く包み込みややヨーグルトのような風味。
香ばしさの中に、たしかに紅茶などのお茶とリンクする美味しさを感じますが、それよりもやはり渋みの少ない独特の甘みがあります。
そしてシルキーなイメージ!ビターなチョコの味わいと、優しく熟したような柚子がよく合います…!
普通、柚子というと明るいカラーのボンボンで作られていることが多いですが、あえてブラウンカラーにしているのは、ガナッシュのイメージとリンクさせてるのかなぁと思いました。
抹茶をこんな風に使うのか!とビックリした1粒。
・コーヒーとカルダモン
あー、これもめちゃくちゃ美味しいです…
スパイシーな味わいとコーヒーの香ばしさが生かされています。
お洒落な味なのに、多分誰が食べても美味しいと感じる。
これもチョコレートが厚めで、そこもいい。
フィナンシェ
カカオ豆産地別フィナンシェ5個セット「フィナンシェ アソーティモン」。
■LAJEDO DO OURO(ラジェド ド オウロ)
ブラジル産の珍しいカカオ「ファラステロ・ブラン」。
フルーティーな酸味。名前の通り明るい色!
■MAYAN RED(マヤン レッド)
ホンジュラス産の赤いカカオから採れる「マヤン・レッド」を使用。
深いカカオの味が楽しめます。
■RIO DULCE(リオ ドルセ)
マヤ地域「リオ・ドゥルセ」沿いに位置する単一畑の農園で栽培しているカカオを使用。
ナッツっぽい風味が、アーモンドプードルの生地の風味とリンク!
■AMBOLIKAPIKY(アンボリカピキィ)
マダガスカルにあるアンボリカピキィ農園という場所のカカオを使用。
最後にハッキリとしたオレンジのような風味。ホントに柑橘が使われているのかと思うくらい。
■HACIENDA VICTORIA (ハシェンダ ビクトリア)
エクアドルにあるハシェンダビクトリア農園のカカオを使用。
スパイスのようなちょっぴり変わった風味。
すべてに北海道産発酵バターが使われていると同時に、チョコレートも最大限に配合されていて、シットリドッシリ、じわわ~んとした食べ応えあるフィナンシェです。
チョコレートの風味を逃がさないよう、低温・短時間で仕上げられているそう。
国別…ではなく、農園の名前やカカオの名前が付けられているところが、さすがカカオフェビエが手掛ける焼き菓子だなぁって感じ。
チョコ好き…カカオ好きな方は見逃せない、面白い商品だと思います!
「ブノワ・ニアン」店舗&通販情報
ベルギーを中心に数店舗展開。
Chaussée de Waterloo 506, 1050 Ixelles, ベルギー
Rue de l’Estampage 6, 4340 Awans, ベルギー
Passage Lemonier 30, 4000 Liège, ベルギー
Voie de l’Ardenne 45, 4053 Chaudfontaine, ベルギー
通販、お取り寄せ
チョコレートシーズン(バレンタイン時期、1月~2月)での、三越伊勢丹、高島屋、渋谷ヒカリエなどのデパート催事、およびオンラインショップでのお買い物の他、昨年、日本公式のオンラインショップも出来ました!ぜひチェックを。
というワケで、ブノワニアンについていかがでしたでしょうか。
まだまだ、日本の発売はこの数年。
少しずつ根強いファンも増えてきています。
グルメライターケイのひとりごと
せっかくなのでバロタンの移り変わり?を。
2022年の。
シンプル!
↓コチラは2017年の。
しゅるしゅるしたマットな質感で、朱色が上品。
そして↓2016年のバロタン。
こう見ると、どんどん洗練されていってる感じがしますね。