パリから遠く北東にある静かな街「ヴォワロン」に佇むチョコレートショップ「ボナ」。
近年、シングルビーンでの、カカオの味をストレートに味わうことができるシンプルな板チョコがブームですが、その原点とも言える同メゾン。
このページではそんな「BONNAT(ボナ)」について、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けします。
目次
ボナとは?
「ボナ」は、2014年に130周年を迎えた、1884年創業の老舗ショコラトリーです。
古い時代から、Bean to Bar(カカオ豆の選定から自社で一貫して行うチョコの製造方法)を取り入れ、シングルオリジン(ブレンドなしの単一産地)チョコレートを発売したことで、世界的に高い評価と尊敬を集めている大変有名なメゾン。
初代からずっと家族経営をしており、現在は4代目のステファンボナ氏が中心となってチョコレート作りを行っています。
カカオ豆へのこだわり
カカオの選定のため、一年のうち半分は世界を飛び回っているというステファンさん。
世界中の契約農家から厳選された豆を使用しています。
もちろん、新しいカカオの木への情熱も強く、自らジャングルに入る事は当たり前!
シングルオリジンチョコレート8種類だった品揃えも、現在では、フレーバーものも含め、なんと50種類以上。
製造へのこだわり
ボナのチョコレートは、前述の通り、ビーントゥバー製法で作られています。よって、自社の工房では、そのすべての工程を行うために、さまざまな機械が置かれています。
特にコンチング(材料を混ぜ合わせる作業)は、重さ500キロのローラーで2日間、チョコレート生地を練り続けるんだそう!
丁寧なコンチングを経たチョコレート生地は、酸味がとれ、まろやかで豊かな味わいに。もちろん舌触りもとてもなめらかになります。
ボナ おすすめ商品
タブレット(板チョコ)
ボナの商品は基本的にタブレット(板チョコ)のモノがほとんどです。
冒頭でも書いた通り、シングルビーン(単一産地)チョコレートのラインナップが基本となっていますが、もちろん産地をブレンドしたものや、ナッツが使われたものなど、さまざまあります。
例えば、↑上の写真は「Chocolat lait au Praline noisettes(bonnat24)」というもので、ヘーゼルナッツが使われたTablettes Praline(タブレットプラリネ)シリーズです。
シンプルな物にプラスしてに、こういったシリーズも楽しんでみてはいかがでしょう♪
パリ・サロン・デュ・ショコラ限定セレクションBOX
そして、写真は、日本で開催されたチョコの祭典「サロンデュショコラ」で購入したパリのサロン・デュ・ショコラのオフィシャルBOX。
確か2013年、2014年と続けて購入しました、わたし。
チョコートの端についているポッチの数で、その産地がわかるようになっており、全部で8種類のシングルオリジンチョコレートが楽しめるという、カカオの世界地図、事典のような一箱。
一気に8種類試せるとあって、超お得でした。
1.マダガスカル 赤い果実の香りと繊細な味わい
2.ベネズエラ そこはかとなく花や洋酒を感じます。
3.メキシコ ふわっと香る複雑な香りと風味。
4.ペルー 希少な豆。歴史と伝統を感じさせます。
5.インド 強いスパイスの香りが印象的。
6.ブラジル 柑橘系の爽やかな風味と上品さ。
7.インドネシア ほのかに香る花の香りとカラメル風味。
8.コードジボアール フローラルな香りが特徴的。
ボナ 原材料名 例
チョコレート:カカオバター、砂糖、カカオ、粉牛乳、プラリネ:ヘーゼルナッツ、砂糖
ボナ 店舗&通販情報
本店は、冒頭で書いた通り、本店はフランス ヴォワロンに。
2015年に青山に路面店がオープンするというリリースが出ましたが、結局、契約等の関係で2018年現在もオープンには至っていないようです。(外観出来てて楽しみにしてたら、結局保険屋さん?とペットショップになったんですよね。)
日本から購入するには、バレンタイン、ホワイトデイ時期の各種デパートの通販などが現実的でしょうか。
グルメライターケイのひとりごと
2015年パリで開催されたサロンデュショコラでも、やはり人気のブースでした。ボナ。
展示も凝っていて、↑このチョコレートの滝は写真に収めている人多数。
タブレットももちろんすごい数揃っていて、試食をしながらどれにしようかと迷っている現地の方、観光客がたくさん。
あぁ、「人気」というよりは、なんというか「尊敬」されている、っていう、そんな感じもしましたね。
↑↓そしてこちらは2019年の、サロンデュショコラ東京の限定品。
↑好きなタブレットを4枚選ぶ事が出来るバッグ型の商品は、1万円を超える価格でしたが、結構人気があり、インスタグラムでも写真が多く上がっていました。