イギリスの国民的チョコレート「ホテルショコラ」。
日本でも2019年のバレンタインシーズンに人気を博し、同年、東京初出店となるカフェ&ショップが表参道にオープンするなど、大変注目されているブランドです。
今回、そんな「Hotel Chocolat(ホテルショコラ)」について、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けします。
目次
「ホテルショコラ」とは?
ホテルショコラは2003年にイギリスでチョコレートのオンラインショップとしてスタート。
現在はイギリス全土に100以上のショップとチョコレートスクールも展開しています。
様々なタイプのチョコレートを中心に、カカオを使ったアルコール飲料、カカオ袋を再生したエコバックなど、ホテルショコラならではのユニークな商品を提供しています。
その理念とは…、
独創性
「常に革新を追求し、お客様に未知なる驚きと喜びを提供します。」
例えば、1年間を9つに分けてシーズンごとに新作を発表。
ハロウィン、クリスマス、ニューイヤー、バレンタイン、母の日などなど。
シーズンごとにパッケージも代わり、お客様を飽きさせないアイデアがいたるところで見られます。
本物志向
「チョコレートの原材料のカカオ栽培からお届けまでの全てにこだわります。」
ホテルショコラはカリブ海のセントルシア島で1745年から続くカカオ農園を所有。
「カカオ農園に苗を提供する」「6年かかる栽培を3年に縮める方法を教える」「カカオポッドのまま収穫された状態の重さで買い取る(カカオの金額は重量で決まるそうです)」などなどこだわり抜いています。
エシカル
「ホテルショコラはカカオ農園で働く人々、お客様、次の世代へ向けて、公正であることを重視しています。」
カカオ栽培の継続性を支援するため独自のプログラムを推進してガーナとセントルシアで成果をあげたり、ショップで使用するパッケージやカトラリーをエコフレンドリーなものに変更。
フェアトレードという言葉を使わず、カカオ農園と共生する関係を築いているからこそ、全世界の収穫の10%しかないファインカカオを使ったチョコレート作りが可能だそう。
カカオを使ったコスメブランド「RABOT1745」も展開
その思いは食品にとどまらず、カカオという植物を使ったコスメブランドにも展開しています。
そんな「RABOT1745」は、ホテルショコラの農園があるセントルシア島、その環境からインスパイアされたブランド。
セントルシア島にある同社運営のスパを備えたホテルのスパトリートメントのために生まれました。
言うまでもなく、プロダクトのほとんどにセントルシア島産カカオ由来の成分が使われています。
「ホテルショコラ」おすすめ商品、カフェメニュー
それでは、そのメニューの一部、そしてプロダクトをご紹介。
(販売が終了しているものがあるかもしれません。)
「レア&ヴィンテージ」シリーズ
まずは、ブランドイチオシだというプロダクト「レア&ヴィンテージ」シリーズから。
ホテルショコラに行ったらぜひこのシリーズを試してほしいという逸品です。
最近日本でもビーントゥバーやシングルビーンのチョコレートが普及していますが、この「レア&ヴィンテージ」シリーズは世界で採れるカカオの10%しかない「ファインカカオ」(残りの90%はバルクカカオと呼ばれる)を7つの産地から取り寄せているんだそう。
収穫年度や産地ごとに風味や味わいも異なるので、それぞれの個性を生かした最適なレシピで作られています。
「セレクター」シリーズ
一口サイズの…いわゆるボンボンショコラ?のシリーズ。
驚くほどたくさんの種類があります。
フランスなどのボンボンと比べるとやや大ぶりで、チョコレートコーティングが分厚く、香りも強め。1粒の満足度が大きいタイプです。
写真は、左が「チェリー&ココナッツスライス」で、右が「ピスタチオ」。
写真のように、ジュレとガナッシュの2層になっていたり、中身は種類によって様々です。
ちょっとユニークな姿のものも!
ベルベタイザー
英国の家電メーカーと共同開発したチョコレートドリンクメーカーで、牛乳(または豆乳などの植物性ミルクや水など)と、チョコレートフレークを入れてボタンを押すだけで「ホットショコラ」が完成する商品です。
お店でも販売していますし、オンラインショップでも購入可能。
チョコレートフレークの種類も多く、カフェで人気の唐辛子入り「アステカ」や、シンプルなダーク、ラテなどなど…!
ちなみに、こちらのフレークはベルベタイザーがなくても普通のココアのようなノリで自宅で楽しむことも出来ますので、ぜひ。
アイスクリーム
さて、ここからはカフェメニューのご紹介を。
まずはアイスクリーム450円(税込)。
カカオ分が65%も入っているのでほんのり色づいています。
ジャージー乳使用で濃厚な味わい。コーンとカップから選べます
パフェ
季節限定で安納芋味なども楽しめるという、パフェ。
カカオビール
カカオビール650円(税込)。
カカオの香りが喉に広がる豊かな味わいのビールです。
カカオジンバー
各800円(税込)。
キュウリの入ったカカオジンカクテル「カカオジンバー」。
他にもオレンジやライムなどのアレンジカクテルがあります。
チョコレートドリンク
チョコレートドリンクは、各500円(税込)なり。
ミルキー50、クラシック70、ダーク85、ダーク100などカカオの濃さで選べる4種類とソルトキャラメル、ヘーゼルナッツ、アステカ、ミント、バニラホワイト、抹茶とフレーバーチョコレートも揃っています。
さらにカカオホイップ投入(+100円)やソルトキャラメルウォッカ(+300円)などを追加するカスタマイズまでできます。
ショップスタッフさんのオススメは「クラシック70」だそう。
また、カカオが好きな方は、お砂糖を入れない「ダーク100」もおすすめ。
固形チョコのカカオ100%と比較すると、驚くほど味わいやすいです。オプションでホイップクリームを追加してもいいかも。
ちなみにこのチョコレートドリンク、他店では粉末を溶いて作る方法が多い中、ホテルショコラは板チョコを削って1杯ずつ出してくれるんです。丁寧の極み!
大阪「NU茶屋町プラス店」に行ってきました!
梅田駅から徒歩3分。
全体的にアーチがモチーフになっていて、カフェというよりややテーマパーク的な雰囲気。
落ち着いてゆっくり…というテイストよりは、ワクワクとした空気を楽しめます。
ちょっと奥まった場所にアーチ状のソファーベンチ席が2箇所。5〜6人で来ても、ここが空いていたらギリオウケイかな、というやや広いスペースになっていました。
もちろん、壁面にはびっしりとチョコレート商品が!
【閉店】京都 四条烏丸店に行ってきた!秘密基地のような席があって…?!
日本1号店はレイクタウン越谷、2号店は成田空港、北海道から九州沖縄まで全国に店舗があります。
今回は、京都の四条烏丸店の訪問レポをお届けします。
場所は、烏丸駅から北へまっすぐ徒歩数分…「シェイクシャック」や「チャコット」が入る都市型商業施設「BINO東洞院」の1Fにあります。
正面入り口には、木材が使われていて、どこか和の雰囲気。
こちら、京都の伝統的な町屋にインスピレーションを受けた長屋スタイルの店舗なんだそうです。
店内は、京町家の「うなぎの寝床」スタイル。
驚くほど奥行があって、手前にショコラが並ぶショップとオーダーを受けるカウンター&レジ、そして奥がカフェスペースとコスメ&雑貨のショップスになっています。
通常のテーブル席も結構あるんですが、面白いのが、洞窟のように作られた半個室のお席。
京都にちなんで、畳のお部屋が「金閣」↑、椅子とテーブルだけのシンプルなお部屋が「銀閣」と呼ばれているんだそうです(笑)
平日に訪れたんですが、借り切り状態で、広々と楽しませてもらっちゃいました。
京都旅の際は、ぜひ皆様も。
このほか、リアルタイムの実店舗情報は、都度、公式サイトからご確認下さい。
【閉店】表参道店 訪問レポ!ショップ&カフェはまるでテーマパーク
…と、そんな理念を持つホテルショコラ…。お店の様子をご紹介しましょう。
【2022年5月追記】表参道店は閉店しました。
1階はショップ。60種以上のパッケージが所狭しと並びます。
イギリス国内では200種類あるそうなので、これでもほんの一部。
ホテルショコラのマスコット、ブルドックの「ミスターニブス君」。
カカオニブから名前をもらいました。
なんと、30kgのチョコレートでできています!
2階はカフェスペース。
イートインできるメニューも豊富で日差しの降り注ぐ中、時間を忘れてチョコレートを楽しめます。