【チョコレート用語集】ナポリタンチョコレートとは？

成城石井で人気のナポリタンチョコレート。北イタリアから直輸入

このページでは「ナポリタンチョコレート/ナポリタン（Neapolitans）」の意味を解説します。

「ナポリタンチョコレート」は、ヨーロッパなどではおなじみの、コーヒーなどと一緒に提供される一口サイズの板チョコのこと。

現存するスイス最古のチョコレートブランド「カイエ」のナポリタン。コーヒーと共に…

その多くは、正方形、もしくは長方形で、個別に包装されています。

オリジンに関しては諸説あるようです。

「ナポリタン」をはじめて製造したのはTerry’s社？

1767年、Robert Berryによって設立されたイギリスヨークにあるTerry’s（テリーズ）社。（1830年にJoseph Terryが経営を引き継いだタイミングで社名に「Terry’s」が冠されました。）

日本でも「Chocolate Orange（チョコレートオレンジ）」でおなじみのテリーズ社が、1899年に初めて「ナポリタン」を製造したといわれています。

同社は1993年にKraft Foods社に売却され、2005年にヨークの工場が閉鎖されたことで「ナポリタン」の製造は中止されたそうです。

1932年に発売を開始した代表作「Chocolate Orange（チョコレートオレンジ）」

また、「ナポリタン」は、フランスのWeiss（ヴェイス）社のEugène Weissが発明したもの、とする情報もあります。

1926年に、観光客向けの「トラベルチョコレート」を開発、異国を感じさせる「ナポリタン」という名を冠したそうです。

1926
NAPOLITAINS FOR TRAVELING

Weiss invents “Napolitains for traveling”, a new format for the first travel-sized chocolate.引用元 WEISS公式サイト

1819年にスイスで誕生した、現存するスイス最古のチョコレートブランド「カイエ」でも、「ナポリタン」が製造されています。

スイスより直輸入し日本で販売する製品「カイエ　ナポリタン」は、スイスで人気の7種類のフレーバーを一口サイズで味わえるチョコレートアソートで、気分に合わせて好きなフレーバーを選ぶ事が出来ます。