このページでは、「ローチョコレート/ローカカオ」の意味を解説します。
「ローチョコレート」は、1970年代にアメリカ西海岸で作り始めたといわれる低温で処理されたカカオを使用したチョコレートの事。
「ロー」は「RAW」の事で、「生」を意味します。
現在、特にパリで話題だそうで、最近のスーパーフードブーム、そして嗜好品としてのチョコレートブームの背景から「これから日本でも、当たり前のカテゴリーとして定着する可能性があるのでは」と言われています。
目次
低温処理で栄養素が多く残る
冒頭に書いた通り、ローチョコレートは、低温加工食品「ローフード」の一種。
通常処理されたモノと比較すると栄養素が多く残るというメリットがあります。
ローチョコレートの場合、カカオの発酵・乾燥後の焙煎の工程をカットし、その際の過熱による栄養素の破壊(減少)を最小限に抑えています。
カカオの栄養素であるポリフェノール、テオブロミン、ビタミンミネラルなどが普通のチョコより飛びぬけて多く含まれているのはそのおかげ。
抗酸化作用成分がより期待できるというワケ。
おすすめ ローチョコレート ブランド
Raaka(ラーカ)
あまりローチョコレートっぽくない、素直に「美味しいな」と思ったのがブルックリンのお洒落な地域にある「ラーカ」です。
ちょっと変わったフレーバーのモノも多く、チョイスする楽しみも!
お薦めです。
日本では、お洒落な雑貨を扱うお店だったり、商業施設の催事だったり、ちょこちょこ見かけない事は無い…って感じ。バレンタイン時期なら割と楽に手に入ります。
PACARI(パカリ)
「パカリ」は、エクアドルにある家族経営のチョコレート企業。
世界的に高い評価を受けています。
ここの「RAW70%」という板チョコは、「エスメラルダ」そして「マナビ」「ロスリオス」の3種類のカカオを使ったチョコレート。
ちょっと癖の強い、甘めの香りがします。
こちらも、ローチョコにしては後味がスッキリしているので、ローチョコレート入門にもいいかも?
COCO KYOTO(ココキョウト)
お次は日本、京都のブランド!
白砂糖の代わりにフルーツや天然の甘味料である羅漢果(ラカンカ)、有機ココナッツシュガー、アガベシロップなどを使い、添加物も不使用。
見た目も可愛らしく、健康に気遣っている方への贈り物にも。
Loving Earth(ラビングアース)
「ラビングアース」は、オーガニックでかつローフード、ヴィーガン。砂糖や、乳製品不使用のフェアトレードチョコレートです。
また、アガベシロップよりもヘルシーだと言われている「ココナッツネクター」という素材が使われています。
ラヴィングアースのお取り寄せはコチラ
COCOA ローチョコレート
砂糖の代わりにココヤシ花の乾燥蜜であるココナッツシュガーを使用したローチョコレート。
こちらも日本からでも、楽天やAmazonなどから気軽に取り寄せる事が出来ます。
ローチョコレートVivo
ローフードシェフHIROさんが立ち上げた真の生チョコレートブランド。
甘味料は、有機アガベネクター
ノーマルなダークチョコレートの他、ミント、原料にマカをプラスした「エナジー」の3種類があります。
lovechock オーガニックローチョコレート
lovechockは、最高級のエクアドル産のオーガニックカカオを使ったローチョコレート。
カカオの他、ゴジベリー、マルベリーなどのスーパーフードも使われています。
また、これも、砂糖の代わりにドライココナッツ花蜜糖を使用しています。
Cacao ∞ Magic
京都にあるローカカオチョコレート専門店「Cacao ∞ Magic」。
インドネシア・バリ産の オーガニック・ロー・カカオ、 そして甘味料はオーガニック・リアルロー・アガベやココナッツシュガーを使用しています。
オンラインショップもありますのでぜひチェックを。
Rrraw Cacao Factory(ローカカオ ファクトリー)
フランスでいち早く「ローチョコレート」を始めたと言われている「フレデリック・マール」氏によるブティック。
蜂蜜やハーブを混ぜたトリュフやカカオ100%のタブレット(板チョコ)などが人気です。
住所:8 Rue de Mulhouse, 75002 Paris, フランス
UBUD RAW(ウブドロウ)
ちょっとオマケ?的な情報。
日本から手に入れる事は難しいかと思うのですが、ライターがバリ島に行った際たまたま見つけたローチョコレートが美味しかったのでご紹介。
バリ島の「ウブド」という場所にある「ウブドロウ」は、映像写真家、冒険家である男性が設立した工場によるもの。
地元のナチュラルな食材、カカオとココナッツで作られたローチョコレートです。
プレーン、レーズン&カシューナッツ、ミント&コジベリーなどの種類がありました。
アンチドート
「とはいえ、ローカカオの風味がちょっぴり苦手」「やっぱり美味しくない…」という結論に至った方(笑)には、「アンチドート」がオススメです!
というのもコチラ、「RAW+roasted cacao」という事で、ローカカオと焙煎されたカカオの両方が使われているんです。
アンチドートにはお洒落なフレーバーも多くって、例えば、アーモンド&フェンネル、コーヒー&カルダモン、ラベンダー&レッドソルト、バナナ&カイエンペッパー、ジンジャー&パネラ、バニラ&ニブ…などがあり、選ぶのも楽しい。
ライターのイチオシは、「マンゴー&ジュニパー」。
ほんっとうに美味しくてリピしています。