【チョコレート用語集】ワールドチョコレートマスターズとは?

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ワールドチョコレートマスターズ 2015年大会

ワールドチョコレートマスターズ2015大会の選手たち

このページでは「ワールドチョコレートマスターズ」の意味を解説します。

「ワールドチョコレートマスターズ」とは、フランスのクーベルチュールメーカー「カカオバリー」が主催するショコラティエの世界大会

技術だけでなくアイデア、独創性、瞬発力など様々な要素を競う、チョコレートのワールドカップのようなもの。

2005年に設立され2年に一度(2018年大会のみ、3年間隔)開催されています。

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大会の内容 日程 選考方法など

大会のメインイベント ワールドファイナルには、世界各国で予選を勝ち抜いた選手が出場。

パリで開かれる世界最大のチョコレートの祭典「サロンデュショコラ」会場内で行われます。

ポルト・ドゥ・ヴェルサイユ見本市会場

選手たちは、与えられたテーマに沿ってピエスモンテ(工芸菓子、細工菓子)や、ボンボンショコラ、フレッシュパティスリーなどの作品を作ります。

エリアス レダラッハ(Elias Laderach) ワールドチョコレートマスターズ

2018年大会1位 Elias Laderachのピエスモンテ

ちなみに、第7回になる2018年大会では…

■旅行中に持ち歩きできるチョコレート
■屋台で売られているようなスナックチョコ
■6種類以上の技法を取り入れ、テーマに沿ったチョコレートショートピース
■フレッシュな材料を使ったチョコレート

など、合計7個の課題が課せられました。

大会は3日間通して行われますが、1日目、2日目で上位に入らないと、3日目の最終選考に残る事は出来ません。

エリアス レダラッハ(Elias Laderach)

Elias Laderachの大会中の様子

審査員は、出場国から各1名。
自国を審査する事は出来ません。

また、公平を期すため、この他、審査委員長、技術審査委員長、味覚審査委員長がいます。

大会の様子は、世界中に同時中継され、多くのショコラファンが見守ります。

第6回大会を取材しました。

ライターは、2015年、パリのサロンデュショコラ会場で開催された第6回大会を取材しました。

ワールドチョコレートマスターズ2015大会の様子

大きなスクリーンが用意され、会場はさながらテレビ収録の現場のよう。
一時代を築いた伝説のTV番組「料理の鉄人」をイメージしていただければわかるかも。

ワールドチョコレートマスターズ2015大会の様子

緊張感ある大会らしく、例えば、時間内に完成しない、ピエスモンテを移動中に壊してしまう…などのトラブルも少なくありません

ワールドチョコレートマスターズ 2015年大会

この時の1位は、ティエリバマスのスーパーバイザーとしても知られるVincent Vallée(ヴァンサン・ヴァレ)氏。
(カカオバリーのサイトでは「ヴィンセント・バレ」と表記。)

そして2位が、我らが日本!
クラブハリエのシェフ、小野林範(おのばやしひさし)氏、

クラブハリエ WPTC2010受賞 小野林範

そして、3位はベルギーのMarijn Coertjens(マレーン クーチャンス)氏でした。(カカオバリーのサイトでは「マライン・コートジェンス」と表記。)

マレーン クーチャンス

チョコレート職人の世界大会「ワールド チョコレート マスターズ」

2015年大会3位 Marijn Coertjens

偶然ですが、出場前(後?)待機中の選手たちを撮影した写真にも彼が映っていました。
(そしてたぶんその左が小野林さんだけど、顔が映ってなかった…)

ワールドチョコレートマスターズ2015大会の選手たち

ワールドチョコレートマスターズ2015大会の選手たち

ちなみに…この数年後、マレーン クーチャンスは日本に上陸。もちろんすぐさまGET!「京菓子處 鼓月」とコラボしたアソートは見た目も可愛く、話題に。

マレーン クーチャンス

第7回大会の結果は

そして、2018年に開催された第7回大会では、スイス代表のElias Läderachがワールドチョコレートマスターに。

エリアス レダラッハ(Elias Laderach)

2018年大会 ワールドチョコレートマスターに輝いたElias Laderach

エリアスさんにとって夢の大会だったワールドチョコレートマスターズ。

実は、5年以上前から悩み、そして出場すると決めてからはトレーニングを重ね、社内外のアドバイス、また、書類の準備などは人の手を借りたそう。

スイス代表戦の場には、同じ会社(レダラッハ)の一番のライバルである女性シェフも出場しており、1位がエリアスさん、2位が彼女という結果に。

Elias Läderach(エリアス・レダラッハ)エリアスさん:「自分強みと弱みに向き合うことが、大会で成功する重要な要素。私の場合の強みは、チョコ自体の味や、ピエスモンテ、ショーピースでした。

また、友人であるM.O.Fシェフ ステファン・トレアン氏からの、『シンプルなものをいかに美味しく愛してもらうか…が大事』というアドバイスを元に、スイスにこだわりすぎず、だれの為に作るのかを真剣に考え準備しました。レシピはわかりやすく完璧で美味しいものを目指しましたね。」(2018年に参加したセミナーにて)

レダラッハのボンボン

上記写真は、大会で出したアーバンリーフボンボン。

わたしくライターは、2019年サロンデュショコラ東京で開催されたセミナーにて試食する事が出来ました。

マンダリンの中にレモングラスをインフゥージョンし、三層でフレッシュなテクスチャに仕上げています。

「いつも作っているもので賞を受けて嬉しい。」とエリアスさん。

ワールドチョコレートマスターズ2018結果

続いて、フランスのYoann Laval、米国のFlorent Cheveauが選ばれました。

2位のYoann Laval氏は、デリスデセンスというパティスリーを任されていて、2019年のバレンタイン催事「アムールデュショコラ」で日本再上陸。

Yoann Laval

そして、日本代表の座を勝ち取った「アサンブラージュカキモト」(京都)の垣本晃宏シェフは2度目の出場で健闘し4位という好成績を残しました。

歴代の日本代表シェフ 一覧

さて、そんな「ワールドチョコレートマスターズ」。

過去の日本代表シェフをご紹介しておきます。いずれのシェフもご自身のブランドを展開してらっしゃるので、ぜひ、世界レベルの味を体験してみて下さいませ!

2005 和泉 光一(アステリスク)、山本 健(シェラトン都ホテル東京)
2007 水野 直己(洋菓子マウンテン)
2009 平井 茂雄(ラヴニュー)
2011 植﨑 義明(ラ リヴィエ ドゥ サーブル)
2013 垣本 晃宏(アサンブラージュカキモト)
2015 小野林 範(ショコラトリーヒサシ)
2018 垣本 晃宏(アサンブラージュカキモト)


以上、「ワールドチョコレートマスターズ」について、いかがでしたでしょうか。

チョコレートについて勉強していれば、これからたびたび出てくる単語だと思います。ぜひ覚えておきましょう。