岡山の奥座敷 矢掛町という、とても雰囲気の良いエリアに、ちょっと変わったチョコレートショップがあります。
なんとこちら、石臼を使ってカカオ豆を挽き、チョコレートを作っているんだとか!
…というワケでこのページでは、そんな珍しいショコラトリー「issai(イッサイ)」について、その特徴、おすすめ商品、店舗詳細、お取り寄せ情報などお届けします。
お店の訪問レポもありますので、ぜひ最後までご覧ください♪
目次
「issai(イッサイ)」とは?
イッサイは、カカオ豆専用の石臼「ショコラミル」(写真下)を使って作られたチョコレートを販売するビーントゥバー*ショコラトリーです。
2018年11月のプレオープン期間を経て、2019年グランドオープン!
岡山の奥座敷、矢掛町という場所にあります。
(訪問レポは少し先↓でご覧ください!)
ショコラミルプロジェクトについて
実はこの「ショコラミル」、世界のチョコレート研究第一人者である広島大学名誉教授 佐藤清隆さんをリーダーとする「ショコラミルプロジェクト」から生まれたもの。
「ショコラミルとカカオで世界に健康と幸せを。」をコンセプトに、佐藤さんの他、(有)石の三徳の藤堂さん、La Chocolaterie NANAIROの西森シェフなどもそのメンバー。
そして「イッサイ」は、ショコラミルの製造責任者(Product Manager)井上石材(有)のある矢掛町にオープンしています。
「issai(イッサイ)」おすすめ商品
ライターの個人的なおすすめ商品たち。
ピュアチョコレート(板チョコ)
石挽きチョコレートをダイレクトに楽しめるタブレット(板チョコ)は、カカオ豆の産地ごとに数種類用意されています。
いずれも単一産地(シングルビーン)で作られているので、国ごとのカカオの味の特徴を比較できてとても面白い!
丸く、特徴的なモールド(型)は、パリッと小さく割りやすい親切設計。
お店ではすべて試食できるので、お好きなものをGETしてね♪
私は、全種類試食後に「Togo」と「Colombia」をチョイスしました。
フルーツの酸味が感じられる種類が好きです。
ニブロック
古代のチョコレート「ボナイユート」のような、カカオニブを思わせる荒い食感のチョコ。
噛むと、ジャリッと崩れてそのまま溶けていくような感覚です。
ソロモン諸島産のオーガニックカカオが使われています。
中でも、地元矢掛町の青トウガラシが使われた1枚は、青トウガラシのしっかりとした辛さとカカオの味が交わって「その他の六味も入ってますか?」くらい複雑な味わいです。
そしてこれの憎いところは、お塩!
お塩が入ってるから美味しい、と言っても過言ではないかも。
お食事のような一枚でした。
カップショコラショー
中身はピュアチョコレートと同じもの…なのですが、ショコラショー(ホットチョコレート)用に、カップ型のチョコに木のスプーンが刺さった形状になった「カップショコラショー」もおすすめです。
温めたミルクの中で、カップショコラショーをクルクル…。
私は、少なめのミルクにして、本場のショコラショーよろしく、トロリ濃い目でいただくのが好きです。
ちょっとキノコっぽい発酵臭や強めの酸味…ビーントゥバーらしい特徴的な味が好ましい!
カカオニブ
ショコラミルとは関係ないのですが、カカオ豆からチョコ作りをしているお店ならではの商品「カカオニブ」もおすすめ。
カカオニブは、焙煎したカカオ豆を砕いたモノ。
袋入りのプロダクトのありますが、少量タイプは写真のように試験管に入って売られています。お洒落~。
スーパーフードとしても近年注目されているカカオ豆ですから、美容食にもなっちゃう?!
ポリポリとそのまま食べても良し。
イッサイの商品の真似をして、カカオニブがトッピングされたクッキーを自作しても良し!
…
このほかのプロダクトについては、お店訪問レポ↓でも紹介していますので、併せてチェックを。
「issai(イッサイ)」店舗&通販(お取り寄せ)情報
実店舗
住所:〒714-1201 岡山県小田郡矢掛町矢掛3074-1(グーグルマップで開く)
営業時間:12時00分~17時00分(土日のみの営業)
営業時間等は変更の可能性がありますので、都度、公式サイトや電話での問い合わせ後、お出かけくださいませ!
お取り寄せ
オンラインショップがオープンしていました!
遠方の方、コロナ禍移動が制限される中、ぜひチェックしてみてください♪
岡山矢掛町「イッサイ」に行ってきました!
…というワケで、変わり種チョコレートショップ「イッサイ」へ。
結構な田舎(失礼!)にありますので、ちょっとした小旅行気分…。ワクワクしながら出発です。
岡山駅からは、JR伯備線を使って「清音」駅へ。そしてそこからローカル線「井原鉄道」に乗り換え「矢掛」駅に向かいます。
井原鉄道ももちろん、矢掛駅の雰囲気もまた素敵!
地方のビーントゥバーを訪ねると、こういった周辺エリアもその文化の1つとして丸ごと楽しめるから好きなんですよね…。
さて、駅から徒歩10分くらいで、「イッサイ」に到着しました。
「やかげ郷土美術館」という特徴的な建物のすぐそばなので、わかりやすいかと思います。
店頭には、石材店を思わせる石のオブジェがありますので、そちらも目印に。
店内は、小さいショップながら、大きく取られた窓と、清潔な内装のおかげで、居心地がよい雰囲気。
手前に簡単なイートインスペース、
そして左手にガラス張りのチョコレートアトリエ、
レジを兼ねたカウンターを通り過ぎ奥に行くと、
物販スペースがありました。
中央には、石材をイメージした、一辺が一才(石の単位=才)の記念碑的オブジェがドーンと鎮座しています。
「イッサイ」という店名は石材の単位が由来だったんですね!なるほど。
さて、その周りには、おすすめ商品でもご紹介したカカオニブ、
それから砕く前のカカオ豆(ローストカカオ)、
粗挽きカカオスティック、
それからもちろん、主力商品であるピュアチョコレート(板チョコ)などが並んでいます。
この日は私以外にもお客さんが数名いらして、皆さん、ワイワイと試食しながら「あ、これ美味しい!」と、カゴに追加する手が止まらない様子。
私も好みの味をGETし、レジへ…
季節外れの猛暑日だったこともあり、ついでにアイスカカオティーもオーダーして、イートインスペースでいただきました。
余談ですが、イートインのテーブルや椅子まで石で出来ています。
ひんやりとした感触を楽しみつつ、チョコレート味のさっぱりドリンクを堪能。(カカオティーが気に入った方は、お買い物も可能↓ですので、ぜひご自宅でも。)
「お?なんだこの店は?」と楽し気な表情の通り人を眺めながら、「遠かったけど、来てよかったな」とホッコリした気分でお店を後にしました。
前述しましたが、やーっぱり、「ローカルチョコ」って周辺エリア丸ごとがその面白さなんですね。
また行きたい!